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  日誌編:  No.166  
台風14号襲来_ほとんどの情報手段役立たず 2022.09.20
 
台風14号が来るとの予報で、16日午後に台風対策をした。ガラス戸については雨戸を閉め戸袋の出し入れ口には隙間をふさぐ板をねじで固定し、雨戸はサッシフレームにガムテープでズレ止め固定をした。窓には台風に備え保管してあるコンパネの防風板を取り付けた(それが取り付けられない窓で気になるところは25年くらい前の猛烈台風の後外側に透明アクリル板を取り付け常時そのままにしてあるから何もしないで大丈夫である)。あとは家の周りに置いてある鉢類と脚立とかバケツとかほうきやクワやシャベルは風の当たらない一段低い庭の隅に移動した。

この気象庁発表の経路だが、最終的なものではなく修正されることもあるらしい
(私の見ていた風向きが合っていれば、わが家より西側で眼を抜けたのかも知れない)

そのあとは17日は台風接近の情報をテレビで見ていた。18日になって午前4時過ぎくらいに停電になった。停電は午後10時過ぎくらいに復旧したのだが、その間に台風接近し昼ころに眼に入り通過して行った。停電の間の情報はほとんど入らないので周辺の木の揺れを見ながら風向きを推定し台風の進路も推定していた。眼に入る前はほとんど東寄りの風だったが台風はわが家よりは東側にあると思っていたのだが、20日に見た経路図でもそうだった。それなら眼をぬけたら西寄りの風になるはずと思っていたが実際は東あるいはやや南寄りの風みたいだった。地形で風が回っていたのかも知れない。あるいは掲載の経路図より本当は西側それもわが家より西側を通過したのかも知れない。

その18時間くらいの停電の間だが、停電のせいか台風被害でか町の防災無線が入らなくなった。光回線は停電で利用できなくなった。それでネットは使えない、固定電話の光電話は使えない、フェムトセルも使えないからスマホも使えない。テレビも停電で見られない。唯一電池で使える携帯ラジオは聴くことが出来た。

しかし猛烈な台風の割には、台風情報が貧弱だった。NHKなのか気象庁のせいなのか知らないがイライラさせられた。離島だからかあまりそこの住民のことを考えていないのかも知れない。直撃されるというのに頻度は少ないし情報内容も直撃される私が知りたい台風そのものの情報が貧弱だった。ラジオしか情報源がないなかで私が知りたいのはまず台風の位置である。経度緯度は言われてもすぐ頭に入らない。屋久島南南東何kmと言っても、直撃を受ける身になったら、屋久島とはどこの地点を指しているのか、わが家とその地点の位置関係が分からないでは、台風の進路を推定し被害を受けそうな向きの風がわが家で吹くのか吹かないのかのミクロな問題は判断しにくい。

猛烈な台風だから注意しろと直撃されているものに言ったって意味はない。頻度多く台風そのものの情報を更新して言ってくれないと役に立たないわけである。分かったからと言っていまさら何を対策するのかと言われればそれまでだが、逃げられない中どう覚悟するかも問題なのである。

補足: 家自体の被害なし_しかし周辺の後始末はかなり大変だった
台風14号(屋久島襲来時中心気圧925hPaとか。わが家の気圧計は目盛りが最低940hPaくらいで最盛期前にそこまで行ったがその先どうだったかは分からない。)で家自体の被害はなかった。敷地縁の木が2本倒れた。庭には飛んで来たり折れた木の枝や葉が一面散乱していた。19日は折れた木の片付けと敷地内の他の木の曲がってはみ出した部分の枝払い、敷地外では排水溝に溜まった木の枝や葉のどぶさらい、家周囲の道に曲がってはみ出た木の枝葉の切り払いをした。午前中いっぱい4時間かかった。翌20日は、敷地内の折れたり飛んで来た木の枝葉とはみ出していたのを整理した木の枝葉の始末した。約2時間かかった。


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