My logbook : 屋久島方丈記 
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  日誌編: No.330  
  2016.02.15  外しておくしかないのか_稀な停電時作動用の電池  
 
 
防災行政情報無線の受信機が各戸に配布設置されている。防災行政情報無線では町からの緊急連絡や交通機関運行変更の連絡や町や集落からの連絡その他が放送される。例えば町報に健保証更新の日時場所などが案内されていても、今年などはわが家には当日までに町報が配布されなかったので、前日夕刻の集落放送で案内されたのを聞き行きそびれることがなかった。情報の周知手段として確実なのは多分郵便だと思われるが何でも郵便というわけにいかないし、町報配布では全員必ず見るかどうかわからない。戸別無線受信システムはそれを補ってくれたということである。

その防災行政情報無線で先日、受信機に停電時電源用の電池を入れっぱなしにするな。電池の液漏れで電池収納部の端子が損傷し停電しても電源が電池に切り替わらなくなって受信機が動作しない事例が発生している。電池は停電したら入れるようにし普段は外しておけ。というような意味の放送が何回か流れた。

防災行政情報無線の受信機
(上部の黒いのが外部電池ボックス)

わが家ではいままで電池は入れっぱなしにしていた。受信機の機種は昨年配布のデジタル仕様で3台目である。長いものは10年以上使用したと思うがいままで電池部の故障は発生しなかった。そもそも停電時用の電源として電池を入れているので、停電してから入れるというのには違和感がある。当地では停電することが多い。そしてときに日中に停電することがあるが、ほとんどの停電は台風などのときでそれも夜間が多い。復旧見通しや復旧作業の進捗あるいは台風の状況報告などを夜中に無線で聞いて過ごすのだが、停電したら入れるように電池を受信機のそばに常時待機させるとか、暗い中で電池を探し受信機に入れるとか、そんな面倒はしたくないから入れっぱなしにしていたわけである。

しかし入れるな言われれば、そこは真面目な私は町の要望にそおうと、外部電池ボックスを買って受信機外部に置きそこから電池用端子に配線することにした。電池収納部には端にボルトを差し込んで配線をつないだ木製丸棒を入れた。これで停電時非常電源は常設されたわけである。なぜ私がこんなことを書くかといえば、停電時に切り替わるべき電源電池を停電まで入れるなというようなアホなことをユーザーに求めるような感覚あるいは製品が解せないからである。

停電時も機能させる受信機ならユーザーに非常時に電池装着を求めるようなものでなく、電池入れっぱなしで非常時にそれが働くようにしてほしいわけである。使用条件が分かっているのにユーザーに注文をつけ要らぬ負担をかけるようでは、ものづくり日本の名が泣く。同梱電池を信頼性のある液漏れしない電池にするとか、電池劣化を判定し液漏れ発生前に交換警報を出すとか、液漏れしない交換不要内蔵電池にするとか工夫の余地はあるような気がする。

以前テレビのリモコンが同梱電池の液漏れで端子が腐食し使えなくなったことがあった。以降新リモコンには有名日本メーカー品の電池を使用することにして問題は発生していない。今回の受信機も同梱の電池が液漏れし易い安物ということなのか、長期間に稀にしか使う機会がなければ有名日本メーカー品の電池でも液漏れするものなのか。電話子機のように自動的に充電されその存在をほとんど気にしなくて良いようなそういう電池も長期間ならダメなのか。気になるところである。
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