屋久島生活の断片・日誌編
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No.76 台風対策のこと(2)  (H13.10.29)

台風11号が来た時は、いつも東風が強く当たる方向の窓に板を張った。昨年くらいまではあまり気にならなかったのだが、板が腐り始めていて釘がきかないものがある。それでもかたちだけは打ち付けて台風の襲来を待ったが、それたのでほっとした。

5年前くらいに採用
の方式 台木に板を
何枚も釘でとめる
今回の方式 今回の方式の

5年くらい前の大きな直撃台風で怖い思いをして、その後すぐ窓横の外壁に台木を取りつけ、厚さ12mmくらい幅10cm余の杉板を釘で打ち付けるようにした。そしてその台風以後何回も使用して来た。その杉板はカンナがけもしていない粗板である。使用しない間は軒下と言えど雨の当たるところに長期間重ねて置いてあるから、だんだん腐ってきて、今年は釘がきかないものがでてしまった。

台木の方は台風が過ぎ去ると、板をはずしその釘跡を楊枝で埋めて防腐剤を塗るということを繰り返してきたので老朽化していない。

今回張りつける板の更新をするにあたり幅10cm余りの板を釘で取りつけ取り外すのはいささかいやになってきていたので他の方法を考えた。板はコンパネにする。コンパネは台風対策で張る板としては一般的である。今回はコンパネでなるべく一箇所一枚の板ですむようにするのにくわえ、脱着を簡単にできるようにと考えて、台木にコンパネを取り付けるのにフラグヒンジを使うことにした。

結局は四箇所の窓用に4枚のコンパネからカットした板6枚。板の数は以前の一箇所分以下になった。使用したヒンジは12セット、上下用があるから計24個である。コンパネとフラグヒンジ(SUS)とボルトナット(SUS)で2万円弱かかった。

10月17日から18日にかけて台風21号が来て初めてこの新防風板を使用したが、着脱が簡単で扱いやすかった。これからは台風準備も軽減されそうである。板も屋内にしまえるから大分長い間使えそうである。

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