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  偏見ご免のたわごと編:  No.195
薬を止めたら_血圧不変・逆流性食道炎軽減・湿疹消失 2023.01.19
  私が思うに、血圧が高くなり始めたのは1998年人間ドックで前立腺肥大(2001年前立腺肥大切除手術)を指摘され処方された薬を服用し始めてからである。それが切っ掛けかどうかは分からないが、上が140を超えるようになってその翌年には150になった。2004年には血圧が170近くになり降圧剤(ARB)を処方され服用するようになった。

いま思えばその降圧剤の影響かと思うのだが、2005年突如胸に激痛が走り検査の結果逆流性食道炎と診断され、プロトポンプ阻害薬を処方された。その薬の服用後症状は軽減はするが、薬を止めると不快症状が増すのでその後は服用中止・再開の繰り返しでいままでやって来た。

降圧剤の服用は継続して来ていたのだが。2011年いままでの薬を増量しても効果薄く、別の降圧剤(ACE)に替えてもらったのだが血圧の値はあまり変わらなかった。2014年心室性期外収縮で血圧が180を超えるときがあり、いろいろ薬を試すが落ち着いても血圧が170近くは変わりない。その後2回くらい心室性期外収縮(血圧は200とか220超え)で緊急受診した。そのあとも降圧剤を服用し続けていた。

つまり私は血圧がいわゆる検査基準値を超えるようになってから降圧剤を服用し続けて昨年末まで来たわけである。そして降圧剤を服用し始めてから逆流食道炎を発症しずっといままでその症状に悩まされてきたわけである。昨年11月ジェネリック降圧剤のメーカーが変更になり2日後にかなりの体調不良になって、かつて高血圧の薬で逆流性食道炎が誘発されるという情報を見て断薬を試み挫折したことがあるのだが、今回また断薬をしてみようと思い立ち血圧の薬を半分にして4週間、服用止めてから2週間、胃部不快や口中苦いのが軽減されてその原因は血圧の薬だと分かったわけである。

血圧の薬を止めても血圧は薬を服用していたときとあまり変わらない。今回止めてその反動でおかしくなることもなかった。長年の観察から私の朝起床後の血圧は気温により冬季は170近辺、夏季は160近辺になる傾向があり、就寝前はそれより10くらい低い。それが私の正常値のようである。私の血圧は身体が調節してそれなりの値になっていると考えるのが妥当なようである。

そして血圧の薬の副作用を逆流性食道炎だと診てプロトポンプ阻害薬が処方されているならば、逆流性食道炎の誘因がなくなったのだからプロトポンプ阻害薬服用を止めてもよいだろうと思って、その薬を中止してしばらく様子を見て来たのだが何の問題もないようなのでそのまま中止継続ということにした。

ということで、昨年12月の最終週以降私は何の薬も服用していない。身体の動きのもたつきもなく頭もすっきりである。そして長年悩まされて来た下肢の痒み、背中の痒み、手の甲の痒み、いずれも湿疹を伴っていたのだが、それも今年1月半ばにほとんどなくなった。長年いろいろなメーカーのローションとかクリームを試してもあまり効果なく、ステロイド軟こうを処方してもらって過ごしてきたわけだが、この湿疹と痒みも薬の副作用だったようである。また、降圧剤とプロトポンプ阻害薬で例えばクレアチニン増加とかむくみとか他の副作用も出ていたかも知れない。

こういう経緯のもとは、いわゆる血圧の検査基準値(今は上が130)を超す血圧になったことが発端である。私は年齢を考慮しないいわゆる検査基準値をいまはあまり信じていない。
私はいま血圧基準値は、東海大学名誉教授・大櫛陽一氏の言った
70~74歳で(168~99)/(99~57)
75~79歳で(167~102)/(95~55)
くらいで問題ないと感じている。
近藤誠氏は、上は180、下は110までは薬の必要はないと言っているようである。またむかし言われていた上は年齢プラス90でも正常というのもおかしなはなしではないと思っている。


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