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  偏見ご免のたわごと編:  No.218
どこかに症状が出る_だがそこに原因があるとは限らない  2023.04.17
  身体の不調についてだが、症状の出ているところに原因があることがほとんどであると思われる。だからほとんどの医療ではその症状箇所の異常を除去すればその症状あるいは病気は治るわけである。手術とか投薬などでその症状部位あるいは症状原因を除去するわけである。だが、症状が出ている個所にその原因があるとは限らないようなこともある。

私は長年逆流性食道炎に悩まされて来た。そしてパリエットやそのジェネリックの薬を処方され服用して来た。最近になってネットに降圧剤を服用すると逆流性食道炎の症状を呈するようになることがあるという記事を見た。そこで昨年末ころ降圧剤と逆流性食道炎の薬の服用を止めてみた。その後逆流性食道炎の症状は徐々に消えていきいまはその症状に悩むことはなくなった。

血圧値は降圧剤を止めたのだが、薬を止める前も止めたあとも平均レベルはほとんど変化がない。日々変動はある。私の場合気温の傾向変化に応じてかなり乱高下するし、何か神経を使う作業をしたり、イライラする状況が続いているときに相当高くなる。だがその状況が収まると平均レベルに戻る。私の場合、この平均レベルの血圧が身体が調節した適性血圧のようである。その高い方の値は年齢プラス90くらいである。むかしはそれが標準みたいに言われていたし降圧剤は効いていなかったわけだからそれが私の年相応の血圧だと思われる。

血圧が高くなったのは二十数年前、前立腺肥大で薬を服用し始めてからのことだったような記憶がある。その後いまの血圧平均レベルに近い血圧になって血圧が高いと言われるようになり降圧剤も服用するようになった。その後、前立腺肥大の手術をしたのだが、降圧剤は服用を続けていた。そして血圧はむかしでいうその年齢相当の標準血圧くらいだったが、血圧の検査基準値は140とか135なので私は高血圧症ということになり降圧剤を服用し続けて来たのだが、いま思えば降圧剤は効いていなかった。ただ逆流性食道炎をもたらしていただけだったようである。

このように、症状の原因がその発症部位にあるとは限らないということを私は身をもって知ったわけである。私の場合他にも体の不調で悩んでいたあるいはいまも悩んでいる。一つは腰痛関連である。あるとき歩くにも支障が出そうなくらい脛が痛くなって外科で骨折かもとレントゲンを撮っても異状なしで原因分からず鎮痛塗り薬を処方されたことがある。そのあと自然に痛みが薄らいではまた痛くなることが繰り返している。最近は下半身にその痛みが広がっている。これもネットで見たのだが症状の出ているところではない臀筋に原因があるという記事を見た。それで「下半身の痛みは臀筋のコリが原因だった!(武笠公治著・青春出版社刊)」という本を探して購入し納得して、いまは毎日そこで推奨している改善方法をやるようになった。

その他身体に不調を覚えることは多い。いろいろなところが痛くなることがあったり違和感があったりする。医者に訴えるのはなかなか難しい。自分では辛いと思うのだが気のせいと言われそうな何となく不調な感じである。そういうことに悩んでいたときに見つけたのが、「つらい不調が続いたら慢性上咽頭炎を直しなさい(堀田修著・あさ出版刊)」という本である。そこにあった鼻うがいがよいという記事に毎日これでもよいだろうと自分で決めた鼻うがいもどきをやるようになった。やる前よりそれを続けている方が毎日の気分はよくなっている。これもおかしいなと思う個所ではなく他に原因があるということのようである。


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