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  偏見ご免のたわごと編:  No.128
馬毛島基地化決定_西之表市長の受け止めは 2022.02.28
  1月7日に行われた日米の外務・防衛の閣僚協議(2プラス2)で、日本は在日アメリカ軍の空母艦載機訓練の移転に向けて馬毛島に基地建設することを決定したとアメリカ側に伝えたというニュースがあったあと、西之表市にも防衛省からそれが伝えられていた。それを受けてか2月3日に、基地に反対して来た西之表市長が防衛相と面会し、安全保障は国の専管事項で重要な課題だと述べ、基地整備に伴う米軍再編交付金や自衛隊員の居住について特段の配慮を求める要望書を手渡し、交付金を受ける意向を初めて表明したということである。

西之表市長は国が決定したからには現実的対応でと市民の不安や懸念を解消する方針に転じたのかも知れない。だが安全保障は国の専管事項で重要な課題だと発言したとも伝えられていることから見れば、昨今の近隣情勢や国際情勢の現実を見て日本としてそうせざるを得ないことを理解するようになって柔軟姿勢に転じたのだ見てもよいような印象を受ける。少数意見がまかり通るだけの民主主義ではまとまりに欠け国家の決断が手遅れになりがちである。自分たちの都合だけ主張してもよい問題とそうでない問題があることを理解しての姿勢転換であれば首長としての資質への私の懸念も解消しそうである。

いまのウクライナ情勢が国際的問題として大きく取り上げられている。政府や識者は、ウクライナ問題は中国にとっての台湾問題に似ているので、この問題にアメリカがどういう出方をするか中国は見ているはずと見ているようである。アメリカがきちんとウクライナ問題に対応しないと台湾情勢に影響する。そして台湾有事の際日本は確実に巻き込まれる。ウクライナ問題にアメリカがうまく対応できないと、中国は台湾有事にロシアもからませて来る可能性もあるという意見もある。

また、いまロシアの武力行使を容認すれば、中国による台湾有事や尖閣あるいは沖縄有事の懸念が増大する。ウクライナ問題は遠くの国の問題ではなく日本自身の安全保障に直結する問題である。NATOに加盟していないウクライナにNATOの集団的自衛権は及ばないのでロシアの武力行使に対する抑止力が小さい。そのウクライナの状況から日本人は集団的自衛権の大切さを理解しなければならない。ここのところテレビやネット記事でそういう意見を多く見聞きする。私もそういう見方で状況をとらえ日本に起こり得る事態への備えを考えるべきと思っている。そういう状況を西之表市長は理解しているのだと思いたい。起こらなければ取り越し苦労だったと言われることになっても、起こったときに機能しない同盟対応では困る。最悪の場合に備えることが重要ということである。

補足1: 沖縄が攻められる_その事態は想定していないのか
沖縄の識者や県民などの一部には、沖縄が攻められないと思ってか、基地に反対したり馬毛島の基地化反対の意見を言っているひとがいる。私としては最悪沖縄が攻められるような事態もあり得るとしてそれにどう備えるのかについて政府や日本国民を納得させる意見を言ってみよと言いたい。それが無理なら、攻める攻めないは相手が決めることなのにどうして自分は最悪の場合でも攻められないと思うのか、その理由くらいは言って納得させてみてほしいと思っている。

補足2: ロシアや中国のような国があることを知ること
ロシアや中国のように合意があっても一方的に反故にしたり国際法を踏みにじる国家があるのが現実である。平和のために設立された国連の抑止力も、憲法9条があったら他国から攻められることはないというのも幻想である。そういう現実の中で日本は自衛力と日米同盟の強化そして同志国との連携を図ることは間違っていないように思える。

補足3: 日本が攻められる可能性を考えておけということ
2022.03.10
例えばウクライナ問題についてどこが正しいとか悪いとかいうはなしは私の関心事ではない。いまの情勢下で日本が攻められる可能性があったらそれに対応することが出来る備えをするべきと私は思っているだけのことである。ウクライナは北朝鮮に核技術を教えたり売ったかもしれない。欧米はウクライナのNATO加盟の方向性を否定せずロシアに不安を与えて来た。ロシアは日ソ不可侵条約を破って日本を攻め、北方領土を奪った。アメリカは日本の都市を無差別爆撃したし原爆も落とした。私はいずれの国も心底からは信じていない。日本だって褒められたことをして来なかったこともあるはずである。それはそれだが、日本は自分の国だから攻められる可能性については気になるわけである。(追:2022.03.20 日本の周辺国について言えば、ロシア、中国、北朝鮮、韓国は心底からは信じてはいけない用心すべき国と思っておいた方がよい。)


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