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  偏見ご免のたわごと編:  No.009
「ニュースとは」が気になっていたニュースブログが休刊 2020.05.18
  町長の旅費不正問題の追及派だった議員が自分も同じようなことをしていたと判明して辞職したが、5月10日その辞職や死去での欠員3名の町議補欠選挙が行われた。そしてその人物を含む4名が立候補しその人物は当選した。その人物が選挙前の先日5月6日の自分のブログで、愛読し評価していた屋久島のニュースブログが休載しそして記事が全面削除されていることに触れ、ネットを使用する若者をはじめ多くの人達に町の行政に関心を持つ機会を提供したその功績は大きなものがあったと残念がっていた。

私はそのニュースブログのことは発刊後しばらくしてから知って、私のサイトの屋久島ブログリストに登録した。そして町長の業者からの金銭受領や旅費不正受領疑惑が報じられるようになってから記事の更新頻度が日に何度もあるようになり、他のブログの情報がそれに紛れて存在が薄く感じられる様相になってしまった。そこで今年1月屋久島ブログリストに第2ページを新設し屋久島ニュースブログの専用ページにした。

そして様子を見ていたのだが、屋久島ニュースブログが町長の旅費不正受給疑惑を機にこまごまとした何か分かったことなどを個々に記事にして頻繁に日に何回も更新する状況が続いていた。私にはそれを逐一フォローする気はなく、テレビ報道などで大まかな推移が分かれば十分である。テレビや新聞で報道された問題があって、それを追求し糾弾したい活動団体があるのは分かる。そういう団体は自分でその活動やそれで得た情報を報告すればよいと思っている。そんな思いで見ていたら特定団体の活動媒体ではないはずのニュースブログがあまりにも特定の取材テーマに偏重しているようで気になって来ていた。そこで屋久島ニュースブログ専用ページに以下のようなコメントを載せた。

「屋久島ニュースブログは、ページトップの説明によると、世界自然遺産・屋久島の情報を島内外に発信するニュースサイトで、島民有志のグループによる取材で記事を配信しているとある。そしていまは、特定グループの町政不祥事追及のアッピールに偏重している感がある。屋久島の中でこういうことがあったあるいはあるとか、町政でこういう問題にこういう対応をしたあるいはしているというような、屋久島の地元ならではの情報がない感じである。世界自然遺産・屋久島の情報を島内外に発信するなら、取材テーマを限定せず屋久島の現況や出来事について地元ならではの取材による情報発信が本来のあるべき姿ではないのかという気がする。情報アンテナの貧弱な私もそれなら助かる。」

以上を載せたときには、すでにそのブログは休刊していたのかも知れない。記事の更新がないなと思っていたら、件の議員のブログで休刊したらしいということを知ったわけである。なぜかはその議員も分からないということらしい。

そもそも、私のサイトの屋久島ブログリストのページは、見ていた屋久島リアルウェーブの屋久島ブログリストが休止になって不便だなと思ってその代わりとして自分用に作ったのだが、屋久島の現状を知ったりや雰囲気を感じたいひとにその情報を共有してもらってもよいのではないかまた誰かからフォローしたらよいようなブログを教えてもらえるかも知れないと思って公開しているものである。そしてもっぱら商売のために出しているようなブログはフォロー対象にしないようにしているし、特定グループの活動媒体も対象にしたくないと思っている。

補足1: 
ニュースブログ休止はこれが理由か
2020.08.27
本日、「清く正しい屋久島町を創る会」発行のビラがポストに入っていた。その資料面のタイトルが「屋久島町長らの旅費不正と報道した新聞記者が告発された問題の相関図」。その中に、町長支持の住民団体「郷土の明るい未来を創る会」会長らが2020.04.20に「新聞記者A・B」を刑事告発とあった。2020.04.10に旅行会社役員とともに旅行会社元責任者に取材強要したということらしい。私はニュースブログの発行者が新聞記者かどうかについては不案内だが、もしかしたら新聞記者のどちらかがニュースブログの発行者だったのかも知れない。

補足2: 
ニュースブログが復刊した模様
2021.11.10
かつてのように特定の活動団体の機関紙みたいな町長憎しに特化した記事ばかりではまた見る気がしなくなる。正義とはひとそれぞれだが、あることを自分が怪しいと思っているからそれは怪しいのだというような正義に陥らないでニュースを流してもらいたい気がする。自分の正義に都合の良いことを言っているだけと感じさせるならそちらこそ怪しい存在だと言われかねない。ひとを貶めるような言葉遣いも人身攻撃のように見えて品がないから慎んだ方がよい気がする。淡々と事実・真実を伝えてほしいと思っている。また、記事はプロフィールが明示された筆者による署名記事にした方が信頼を得られると思われる。


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