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  偏見ご免のたわごと編:  No.110
復刊したニュースブログ_ここのところの記事を見ての感想 2021.11.22
  最近屋久島のニュースブログが再登場した。しばらくどうなって再出発したのかとときどき記事を見ていたのだが、やはり町長攻撃キャンペーンみたいな雰囲気が残っているが、以前よりはニュース性を重視している感じはある。私は見ていて気になったのは、補助金でやる水道工事の完成期日を実際と異なって厚生省に報告したと言っている問題に関連する記事で、「うそ」という言葉をしきりに使って記事を書いているところである。

うそかどうかはこちらで判断したいのにそう決めつけているようで違和感があった。町のやることに興味も知識もないひとも多いだろうニュースブログ閲覧者にスキャンダルのような印象を与えることを狙っているようで、立民議員が国会でやっていた情報弱者マーケティングのやり方に通じるものがあるように感じたのである。

私あるいは住民としては、住民のための工事が期限内に終わらなかっただけで、そこを町が工事完成が遅れても費用で困らないように融通を利かせたのだから、それを不問にしておけば誰も困らないような気がする。補助金対象工事は対象期限内に終わっていたというのが本当かどうかは知らないが、そういうことにしておけば、住民も町も困らない。そうみなせば何も問題ないように見える。

いろいろ現地事情により期限内に工事が終わらない事態が発生する可能性はあるのだから、補助金のシステムがそういう事態を想定していないならそれの方がおかしい。私はそっちの方を問題視した方が問題の本質をついているのではないかという気がしている。

住民は工事が済んで助かり、その費用の町の負担が減って助かった。それをほじくり返してただ政敵攻撃のスキャンダル事件にしているように見えて、住民や町の利益に反して自分たちの正義を言い募って、自分たちの存在を宣伝し勢力を伸ばしたいだけみたいな印象を持ってしまうのである。

事実は報告書記載の工事完了日が実際と異なっていたということである。その指摘に対して補助金対象工事は期限内に済んでいたと町は言っている。そして真実はどうかと想像するに、町の思いは住民のために工事を完成させたい、それも補助金を利用してということである。そのためにどう考え補助金システムを拡大解釈したかということだと思われる。町が知恵を出して住民と町が困らないようにしただけのように思える。

私としては、ニュースブログには攻撃的なあるいは誰かを貶めるような言葉遣いは止めて、事実と真実を淡々と伝えてほしいと思っている。報道する側の正義バイアスは何を問題ととらえるかという問題意識の源泉だから、それはそれでよいのだが、記事では正義の押し売りにならないよう気を付けてほしいなという気がしている。


補足: なんで取材し突っ込まない_問題意識・感覚の偏りか
2022.01.28
4日前の1名に続き昨日オミクロン株らしき感染者2名が出たようである。役場は県の発表内容しか出さないと言っているが、4日前は県発表の前日に町の発生状況リストに載っていた。どこかから圧力があって発生当日は町内放送でしか町民に知らせないようになったのかも知れない。こういう住民の関心事にも問題意識をもって取材報道してほしいと思う。昨年末から今年初めにかけ時化とエンジントラブルで6日連続フェリー欠航になった。これも住民の関心事だという問題意識で、そういう事態における物資輸送体制の在り方について取材報道してほしいと思う。


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