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  日誌編: No.40  
  2011.03.14  道路陥没  
 
  家の前のコンクリ道が陥没した。奥の家で引越しがあって大型の車が何回か通過したときに陥没したと思われる。車は陥没を感じたと思うがそのまま行ってしまったようである。その日そのときは暗くなりかけていたので私が気がついたのは翌朝だった。この道は土地開発業者の管理下にあると思われるのでそこに連絡したらすぐ見に来てくれた。そして雑木を切った棒で注意標識にしてから10日後に空洞範囲のコンクリを剥がし穴埋めとなった。多分こののち土が締まってからコンクリを補修すると思われる。
道路陥没部分 陥没部周辺含め穴埋め後

この道は土地開発時に切り崩した岩を敷き詰めその上に砂利混じりの土を撒きユンボで踏み固めた上にコンクリを張ったものである。陥没の原因は、私の見るところこの十数年の間にしみこんだ雨水がコンクリの下を流れることを繰り返している間に土が溶けるようにしてその下に敷き詰めた石の隙間を埋めるように流れ落ちたためと思われる。土の厚さ分だけコンクリ下に空洞ができていたので重い車が通って陥没に至ったようである。大分以前からひび割れが出来少しへこんできていた。
止水栓蓋枠破損 蓋交換・コンクリ補修後

またひび割れは他の部分にも点在していて、そのなかでも次にひどいところが水道の止水栓のある付近である。大分前から止水栓蓋の一方部分が比較的沈下して車の通過で蓋の枠が破損し、車の車輪が乗るたびに蓋が反転し外れる。町の水道課に見てもらうよう連絡した翌日、軌を一にしたように今回の陥没が発生した。水道栓部分は水道課で蓋を新しいものに交換し周囲をコンクリで補修してくれたが、今度はその周辺が陥没しやしないかと気になっている。

このような沈下は家の基礎でも発生している。発生しているのは家の四隅のコーナー部分である。家の場合は土の上に砂利をまいて周囲を木枠で囲んでコンクリを流すいわゆるベタ基礎というものである。コーナー部分は雨水が集中するからか陥没道路と同じ理屈で基礎の下が空洞になる。その部分の周辺で基礎がひび割れ沈下すると家が傾く。わが家は西側に少し傾いている。今回の道路の陥没を機に基礎の下を調べたら結構空洞になっていたので石を詰めその隙間をコンクリで補修した。基礎のコーナーに乗ると撓む感じがしていたのは治ったが、家の傾きまでは直せない。現状維持できればと思っている。

補足1: 
補修のやり方
2011.03.15
陥没部分周囲のコンクリを剥がすのにユンボのホウの先端で陥没していない部分をたたき割る。うるさい上にその振動で家が揺れる。エンジンカッターでコンクリを切り離してそれをユンボで持ち上げれば良いはずだが壊れていないコンクリ部分までひびもはいる。正規の土木業者でないからか乱暴なやり方である。

補足2: 
自分たちで砂利を撒く
2012.03.03
    
(陥没時埋めた土砂が締まってへこんだので砂利で埋めた)

一年くらい経ったが一向に仕上げ舗装はされない。この一年の間に雨と通過車両によって土砂が締まって陥没部分がへこんでしまって通行する車両などが影響を受けているようである。大きな車は穴でガタンガタンとなり地盤も振動が大きい。小型の車は穴を避けようとして垣根の木に擦れ傷がつくと言う人も出ている。管理している不動産会社は応急処置をしたら知らんぷりみたいである。

移住当初地元ではあの悪名高きXX社と言われていたが、私はそこの現地社員にそれなりの誠実さを感じていた。しかしその後当時の社員が辞めるようになってからだんだんやってやっているというような高圧的な対応をする社員も出てきて、NPOを動かすようになったら自分を特別視しているような偉そうに振る舞う感じも見えてきた。そして会社の地元体勢が縮小されてからはアフターケアはないに等しくなったように見える。

そこで向かいの家のご主人と近所の空き地に捨ててあった砂利を持って来てへこんだ穴に埋めた。わが家はその穴補修の受益者ではないがそこを通らなければいけない家は何の行動も起こさないので、向かいの家のご主人を誘って埋めたわけである。

不動産会社は、自社管理の道について補修が必要になったときどうするのか土地購入者に事前に説明しておく必要がある。お金がかかるから放置したままというふうに勘ぐりたくなるのだが、もしそうならおかしな状況が発生したとの通報を受けたら、調査し見積もって受益者たちとどう費用分担するか調整するシステムにすればよい。不動産会社の仕事のやり方が中途半端な感じがしてならない。

補足3: 
また道の補修した辺りが沈下して来た
2018.07.26
自分たちで砂利を撒いて穴埋めをしたところがその後また沈下してきて、そのあと集落がコンクリートで補修してくれた。そこがこの何年かでまたまた沈下してきている。わが家は道のその部分は通行しないが、そこを通らなければいけない定住受益者は3軒、他に1軒は駐車も出来る通用口がある。別荘の受益者は2軒である。それらの家に来る車の利用者あるいは業者からある家のひとに道が沈下して通りにくいと指摘があったようである。そしてその人からわが家に訴えがあった。私は以前は周りの人のこともと考え管理する不動産業者に連絡したり、自ら補修をしたり、集落に対応依頼をしていたが、受益者でない自分が動くだけで他の受益者は他人事の様子に空しさを覚えていたから、今回は不便を被る家で対処したらと伝えた。みな誰かがやってくれると思っているのかも知れないが、受益者が動いてほしいものである。


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