屋久島生活の断片・日誌編
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No.137  故障・不具合のこと(2) H16.01.26)

まずは障子のこと。昨年の暮れ、正月も近づいてきたので、障子を張り替えることにした。和室の障子は家の西寄りの南に面した部屋と北に面した部屋があるのだが、南側の部屋の障子が傾いている。柱と障子枠の隙間が外側のサッシの縁の幅くらいで1cm以上ある。

少しは木材の収縮などで隙間が出来るから障子の枠をカンナで削って調整すると、家を建てた直後に大工さんが言っていたが、ちょっとその程度が大きすぎる。越してきてそんなに経たない頃、少し隙間ができてきたので自分で障子の枠の下を削って修正したが、それから大分柱が歪んできたようである。

柱と障子枠の隙間
(下端で柱と
の隙間なしのとき)

家の周りのコンクリの基礎枠を見てみると、外の東西南北の四面に大小はあるがひび割れが起こっている。特に西南コーナーの和室下は角付近のコンクリ基礎枠のひび割れの程度が大きい。そこは床下に入ってみると電線管の引き込み場所でもある。またべた基礎の縁からすぐのところに雨水の配水管が集合してマスがあるし浄化槽への配水管も通っている。べた基礎下の突き固めない地面とべた基礎の縁近くの掘り起こし埋め戻したやわい地面の相乗効果で沈下が大きくなったと思われる。

障子は、枠を削って修正すると下端の敷居にはまる出っ張りが片側なくなってしまいそうでそのままにしてある。サッシも傾いてガラス戸や雨戸にも隙間が出来ているが、サッシのフレーム取り付け部が浮いたりして歪みを吸収しているからか、戸車の高さ調整で何とか光がちょっと漏れるくらいの隙間に出来たが、ガラス戸の鍵を閉めると一方のガラス戸が浮き上がるように動く。完全には調整できていない。

次はウォッシュレットのこと。これは引っ越してきたときからだから丸9年使っている。昨年からウォッシュレットの操作部少し後ろの下の床に水がたまっていることが時々あった。梅雨時とか夏に水の配管が結露することがあるので、それがひどくて露がたれたのかと、その都度拭き取っていた。

だがこのところ水滴の量も多くなり乾燥注意報が出ていても床に水がたれるので、ウォッシュレットのカバーを外してみたらソレノイドとその下が水で濡れていてカバー内に水もたまっている。多分水流をオンオフするソレノイドの水とコイル部を仕切っているダイアフラムが損傷したか、へたってのことではと思われた。

ふたに書いてあるサービス会社へ0120で電話し不具合を告げると、鹿児島の担当から訪問日時打ち合わせの電話をさせるということである。翌日電話があったのでまた状況を説明し部品を送ってくれれば交換したいと言ったら、見てみないと分からないからと言う。離島に来ると金がかかるのではないかと言うと、定額の出張料だけで離島云々は関係無いとのことなので、まずは来てからということにした。

交換したバルブユニット

(置いてある部分の内部に入る)
  2,000円くらいかと思ったら
  ・・・・11,400円でびっくり
  技術料は4,000円

サービス員が来て調べたら不具合箇所は私の見たとおりだったが、コイルを外してダイア不ラム部を清掃して再取り付けしたら漏れない。見た目はおかしくないらしいが、原因がはっきりしない。私はゴムのへたりならそのうちすぐ再発するだろうと思ったから、部品を交換してもらうことにしたが、コイルは外せるがダイアフラムはソレノイドが乗っているバルブユニットと一体である。ソレノイド込みのユニットで交換する仕様だそうである。

交換作業などは当地のホテルで設備の修理に慣れている身には、なんて言うことはないものである。部品を送ってもらえば簡単だったのにという気がないでもないが、出張料2千円で、飛行機に乗って来てくれるサービス体制は評価できる。費用は部品代と技術料も含め2万円弱かかった。ちなみにウォッシュレットは耐用年数10年弱らしい。聞くと全部更新なら7〜9万円すると言う。娘は東京のマンション暮らしだが、DIY店で3万円くらいの他メーカーの洗浄便座を買って自分のところで付けたということである。離島ではそういう選択肢に恵まれていない。

No.132  故障・不具合のこと(1) (H15.11.03)


 
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