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最近ナイナンバーカードの利用で不具合が続発している感がある。他人の情報が紐づけられていたり他人の預金口座が登録されていたりしている。登録するのは他人だからミスはあることを前提にチェックし修正するシステムになっていないことがその理由らしいが、起こり得るミス、あり得ないデータの網羅的対処に抜けがあるようである。私はスマホをマイナンバーカード代わりに利用出来るということを聞いて設定して見ようと試みたが、手順が面倒くさくなって嫌になって途中で止めた。
面倒な手続きが必要ならいままで通り役場に出向いてやることにする。それはそんなに苦にならない。マイナンバーカードを携帯し提示したり運転免許証や健康保険証を携帯するのは苦にならないし、紛失やインフラの災害事故などでスマホが使えなくなったり無くても行政などの手続きが行えるようにするためにはなくせないという気もする。行政などのシステムのやりたいところが、そっちでマイナンバーと紐づけるシステムを開発し、プッシュ通知で国民、住民あるいは利用者にデジタル手段と合わせ文書で通知しない限りもれなく運用することは難しい。
私などは自分から何かしたいという具体的なことはあまり思いつかない。税金の通知や運転免許の通知や健康保険証の通知や所得税申請の通知はいまでも来る。何を自分から言い出すのか思いつかないわけである。自分が何かしたいことがあればどうすればよいか調べるが、既存の文書によるプッシュ通知システムで生活のほとんどは回っている。デジタルで効率化するのは国や自治体あるいは公共サービスの運営団体などの内部作業および相互の連携作業の効率化にあるのではないかと私は思っている。そのために個人がその度面倒くさい手続きをさせられているのがいまの状況ではないかと私は勘ぐっている。
マイナンバーを個人に付与されたら銀行などでマイナンバーを申告させられるようになった記憶がある。どことどこにナイナンバーを申告させる。そうすればマイナンバーに紐づけたシステムはマイナンバーで利用あるいは管理できる。だからマイナンバーシステムがあるのではないか。また国や自治体あるいは公共サービスの運営団体などの内部作業および相互の連携作業を構築するときにその紐づけが正しく行われているかはデータを相互チェックすれば分かるのではないか。
スマホでマイナンバーカードの代わりになるということについては、マイナンバーカードを持っているそのひとがマイナンバーカードの名義人であることを証明する手続きが面倒くさい。そしてスマホをその本人が使用していることを何で確認しているのかよく理解できない。対面ならマイナンバーカードでは写真により持ち主が本人かどうか確認できる。だがアプリだけでは他人が操作しても公的個人認証を通ってしまうのではないか。私が使えるようになったとしても変なことになっても困らない手続きにしか使わない気がする。今の時点では対面でカード持参でというのが基本と考えておいた方がよいのではと私は思っている。
なにしろあまり知識のない私の思っていることが当たっているのかどうか知らない。面倒なことが嫌いなもののたわ言かも知れない。
追記:
屋久島方丈記・偏見ご免のたわごと編:
No.545 マイナンバーカードの普及_自分は楽になるのか (2019.10.14) から
補足3:マイナンバーカード_どう具体的に使うのか (2022.05.30) を以下に転載。
国会中継を聞いていたらマイナンバーカードの利用についてのはなしが質疑されていたが、それ以前の問題として私は具体的にどう使うのかよく分かっていない。マイナンバーカードを作ったら、あとはPCなどでごちゃごちゃ手続きなどしなくても使えるのか。カードを見せれば用が足りるのか。具体的にどういうことには、どう手続きをして、使うときにはどう使うのか、ケース毎の利用手順書みたいなものがないと、マイナンバーカードの効用を理解・判断できないのである。
PCも持たない、スマホも持たない、固定電話しかない、そういうひとがなかなか繋がらない電話で何かごちゃごちゃやらないと使えるようにならないとか、使える機能も制限されるとかするようなものなら、国民遍く便利に使えないではないか。マイナンバーカードは何をするためにあるのか。それをするには具体的に自分は何をどうすればよいのか。利用局面あるいは用途ごとに具体的な手順書や取扱説明書みたいなものを作成し国民全員に周知させてほしいと私は思っている。
補足1: マイナンバーシステムの設計の杜撰さ_技術がないものの作業
2023.06.08
マイナンバーに紐づけの銀行口座の他人名義など、マイナンバーシステムの設計の杜撰さが話題になっている。私に言わせれば、システム設計者が文系なのかもしれない気がしている。多分データの処理はそれほど複雑ではない。だがその処理をするための条件のチェックについて軽い気分でやっているからである。あるいはマイナンバーで照合出来るように関連システムを整備することなく関連システムとの連携をしてしまうからである。マイナンバーで照合できないなら照合条件に漏れがないように網羅的にチェックしなければならないのだが、網羅的にリストアップする技術がないのにその自覚がないものがシステムを設計しているのではないかという気がするのである。例えば宇宙開発の技術者ならこういうことにはならないのではと思わぬでもない。間違った口座の紐づけなど初歩的な設計技術不足の産物だと思うが、河野大臣の言い訳会見などを見ていると大臣や政治家あるいは官僚にそれが分かっているのか気になってしまう。(関連記事
No.184 参照)
補足2: マイナンバーカードで男女表示廃止とか_健康保険証機能と矛盾
2023.06.08
政府がマイナンバーカードの外観を変更することにしていて、そこで男女の区分表示もなくすと言っているらしい。健康保険証の機能を持たせることは決まっているのだから、身体の性は表示した方がよいのではないかという気がする。身体は男自分は女というなら、「T女」(身体は男)とか、反対なら「T男」(身体は女)とか。自然に逆らいすぎるのはよくない気がするが。
補足3: マイナンバーカード_携行やシステムダウンに不安
2023.06.25
マイナンバーは一生変わらないということだが、カードを携行するのは紛失したりした場合再発行やそれまでの間のカード機能利用の保証をどうするのか気になる。持って歩くのが不安である。また災害などでシステムがダウンした場合カード機能が使用できなくなるのではないか。健康保険証がマイナンバーカードだけになると困るのではないか。健康保険組合はその対策として保険証代わりの申請しなくても資格確認書を1年ごと全員にいまの紙の保険証同様発行することにするしかないのではないかという気がする。
(関連記事)
屋久島暮らし残照録・偏見ご免のたわごと編:
No.171 マイナンバーカード健康保険証義務化_2024年秋とか (2022.10.14)
No.184 法律などの立案_例えばFMEA的事前検討は (2022.12.01)
No.238 マイナンバーとマイナンバーカード_それぞれ自分にどう係わるのか (2023.07.11)
屋久島暮らし残照録・日誌編:
No.234 ショックドクトリン_どこでもこの手法は花盛り (2023.06.26)
屋久島方丈記・偏見ご免のたわごと編:
No.545 マイナンバーカードの普及_自分は楽になるのか (2019.10.14)
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