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  日誌編:  No.063  
日本は大丈夫か_意識してあるいは無意識でどこかの国の手下 2021.03.15
 
2月のある日、あるメールマガジンを見ていたら、”「目に見えぬ侵略」「見えない手」副読本(奥山真司・監修、「月刊Hanada」編集部・著、飛鳥新社)”という本の本の紹介があった。以前「China 2049(マイケル・ヒルズベリー著、野中香方子訳、森本敏解説、日経BP社刊)」というアメリカ政府要人だったひとの書いた本を読んで、アメリカが中国共産党の深層にある本性のどこにあるかを見誤って中国にしてやられていたと分かるようになって来たのだと思った。


そのあと他の国でもその中国の本性を隠した穏やかな浸透策で国民や国家が知らぬうちに中国に都合よく変えられてしまうことに気づいたひとが警告を発する本を出した。そしてオーストラリアや欧州では中国への目が厳しくなって来ているのだが、それらの本は大部なので今回の副読本はそれらの内容を分かり易くまとめたものだということである。

誰がどうされたという具体的な事例を連ねて中国の知らぬ間に浸透して来る手口(情欲、名声欲、復讐欲、強欲に付け込む手口)や貿易や観光を制限したり留学生などを動員したりして脅して忖度させる手口などの巧妙さを解説しているのだが、以前からそういうことが気になっていた私はさらっと読んで日本でももう相当に浸透しているのではないかという思いを強くした。ついでだが私は韓国も要警戒だと思っている。

テレビを見れば、中国人や韓国人の大学教授らでその国の代理人かと思えるような言論をする人物がいる。あるいは日本人で何が何でも日本に非があると言い募る人物もいるし、中国や韓国に行ってその国に耳障りのよいことばかり言う人物もいる。政治家でも問題に厳しいもの言いはせず物わかりの良いことばかり言う人物もいる。

私は説得性のない論理で日本に不都合な解決ばかり志向するような人物は信用できないと思っている。他国の工作員みたいなものとして警戒感をもってその言動を見ている。彼らが働けるのは彼らに場を与えているひとや組織やメディアなどがあるからで、もうすでにそれらは相手の手に落ちている可能性がある。日本は知らぬうちに浸透して言動あるいは政治の潮流を支配しようとする外国にどう対処しようとしているのかあるいはどう対処しているのかとても気になっている。


補足: 日本での中国のそういう手口の一例か
2008年4月26日、北京オリンピックの聖火が日本に来て長野オリンピックがあった地から聖火リレーが始まった。善光寺で聖火ランナーが走るときに日本在住チベット人とチベット解放団体の人達がチベット国旗を持って聖火ランナーの走る街道に立ったのだが、そこに日本在住中国人の団体が中国国旗を持ってチベット人を襲撃し乱闘事件になった。チベット団体は平和的な運動だったので国旗だけしか持っていなかったのだが、中国人団体は国旗をつけた木材を準備しその木材でで相手を殴ったという事件である。
これは 中国共産党が中国大使館を通じて在日中国人を動員させ実行させた動乱騒動で、動員数は団体バス5台150人以上だったとかあるいは他も含め動員数は4000人以上だったとも言われている。そしてこれは国防動員法(2010年制定された)を目指していた中国共産党がそのテストでやった海外動員だったと言われている。
このとき日本の警察あるいは政府は腰が引けていたらしい。


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