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  偏見ご免のたわごと編:  No.063ap1
日本の抑止力_その1・デジタル化の論議について 2021.12.10
  10月の衆議院議員選挙、あるいはその前の自民党総裁選のときにも話題になったなかで、私が気になっていること二点についてのことである。これからの国会で議論されるかと思われる。高齢の私には、もう将来どうなろうが自分に問題が降りかかって来るはなしではないのだが、子や孫たちには影響して来る。そう思えば、これから日本がどんな国に成って行くのかと心配になるので、よく論議してほしいなと思っていることである。以下デジタル化の論議についてである。

デジタル化についての論議についてだが、私は他国に日本が乗っ取られないよう抑止することを前提としてなされなければならないことは国益や国民の利益に鑑みれば当然のことであると思っているから、他国が日本を陰に従属させ支配しようとする意図や動きに対する抑止力を備えなければならない、そういう論議を欠いては困ると思っている。現実を知り国をどう運営していくのか、経済そして外交それらを日本の国益・国民の利益になるようにするにはどうするのかという政治の在り方をよく考えて政治家には論議してもらいたいと思うわけである。

サイバーセキュリティは大事だが、それより前に日本のことはすべて日本が支配できるようなセキュリティの在り方、つまりシステムをどういう考え方で構築するのかその考え方の安全性についてきちんと整理し方針を策定しないと取り返しがつかないことになるのではないかと気になっている。他国を利するシステムとはどういうことなのか、そしてそうなるのを防止するにはどうするのかをまず出発点として明確にしないといけない。それを国会あるいは国民に丁寧に説明し賛同を得ないといけないと思っているわけである。

情報技術やデジタル化の進展で国や国民が他国に牛耳られることのない日本にして欲しいと願っている。現状を見ていると、そのうち日本政府はどこか他国の警察で、企業や自治体は警察になんでも握られている暴力団組織みたいな組織で、国民はその構成員ということみたいに成って行くのではないかと気をもんでいる。構成員たる国民は組織の下でおとなしく言われるとおりに働き、組織は警察ににらまれない範囲でしのぎをして行く。そして闇の支配者であるどこかの他国にそのあがりの上前をはねられるわけである。そうならぬよう日本国民に責任を負わない輩に牛耳られない日本であってほしいと思うわけである。

他国に暗に支配されたかたちだけの国家にならないようにするのはどうしたらよいのか。将来あいつは売国の政治家だったと言われないように、そうであればまだましで将来そういうことも言えない国にならないように、いまの政治家が目先の不祥事暴きに奔走して政敵を攻撃するばかりの政治手法から脱却して、自分たちが誇りをもって生きる国として存続して行くにはどうすべきかということをもっと熱心に論議してほしいと思っている。

政府はデジタル化推進の基本方針を今年中に策定するということだが、デジタル化で日本の国家情報を始めとした各種情報や個人情報そしてインフラ運用などを他国に乗っ取られ、他国の支配に甘んじなければいけない国にしないためにどうデジタル化を推進するのか、また関連する施策はどうあらねばならないのか、いままでの国際協定や国内デジタル化施策などの見直しを含めて検討し策定しなければ、日本の将来は危ういのではないかという気がして心配なのだが、ネットで見た限りの基本方針案では私の懸念は払しょくされない。

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