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  たわごと編: No.413  
  2017.07.24 認知機能検査_危険運転するかもと高齢者対象  
 
  運転免許更新期限の6カ月前ころ認知機能検査の通知が来て、すぐ指定の自動車学校に予約を入れその3週間後くらいに地元の警察署で検査(末尾の検査内容を参照)を受けた。2週間くらいでその結果通知ハガキが送られて来た。結果は90点台半ばで記憶力・判断力に心配なしという判定で2時間くらいの高齢者講習を受けよとあった。今度も指定の自動車学校に高齢者講習の予約を入れたのだが講習時期は誕生月前月の半ばになった。

まあ私は危険な人間ではないと自分では思っていたが、多分90点台半ばということは危険な運転はしないだろうと判定されたようである。私が受けた認知機能検査だが、例えば若い年代から高齢者年代まで同じ検査をしたら結果がどうなるのかに関心がある。高齢者は認知機能低下者の率が大きいのは想像できるが、他の年代ではネグリジブルなほど明確に低率なのかどうかということである。人口減少時代の自動車学校の収入源対策として認知機能検査が一役買っている面もありそうで気になるので、検査の有効性についてどの程度確度高く検証されているのか気になるのである。

また高齢者はひとを死亡させるような事故を起こす危険があるということならば、高齢運転者数に対する事故死亡者率と他の人命にかかわる職種の就業者数に対するその仕事での事故死亡者率の比較というのも見てみたい気がする。人命を扱う資格者や人命を左右する決断をする人物などそれぞれのくくりのなかででも高齢運転者と事故死亡者の相関関係のようなアナロジーは成立しないのかなどといちゃもんを付けたくなるのである(末尾の補足記事参照)。

以上八つ当たりしてのはなしだが、高齢者を一律に検査するなど高齢者に負担がしわ寄せされているようで気になる。また高齢者が違反したりしたら認知症を疑い検査などをするらしいが、全年代で違反者に必要なら認知機能検査を含めて適正検査でもして免許更新時の認知機能検査はやめたらどうか。それでも検査を請け負う自動車学校は御の字ではないかと思われる。また現状の私には免許更新時の講習だけでよい気がするので、お金と時間がかかる高齢者一律の検査や講習には何となく納得しがたい。

[認知機能検査の内容]
(検査官の指示に従い以下の項目順に実施:所要時間30分)
・当日の年月日・曜日・記入時の大体の時間を書く。
・絵が四つ描かれたボードを4枚見せられ、16ヶの絵を覚える。
・多段の欄にランダムに列挙された数字のはじめから順に指定された数字だけに斜線を付けて行く。はじめは数字二つ(例:2と5)指定される、次いで数字三つ(例:1と6と8)指定される。
・先に覚えた16ヶの絵の内容を出来るだけ書き出す。
・16ヶのテーマ(例:動物)が示されているので覚えた絵のなかでそのテーマに合致する内容(例:ウサギ)を書き出す。
・丸い時計と文字盤を描く。そのあと指定された時間を示す針を描く。



補足1: 
認知機能検査適用拡大の動き_(Fake News)
75歳以上のドライバーに臨時の認知機能検査を課す改正道路交通法が2017年3月に施行されたが、政府は国民の生命と財産を守る国政の重大性に鑑み国会議員に立候補しようとする65歳以上のものは、事前に認知症検査で認知症の恐れがないことを証明しなければならない、また国会議員が65歳に達した場合も認知症検査で認知症の恐れがないことを証明しなければならないという内容を含む何とか法改正案を閣議決定した模様である。今後、首長、地方議員、国家公務員、地方公務員ならびにその関連団体の職員についても同様の措置を検討していく方針らしいとのことである。またいずれは国家資格者(例えば医師とか弁護士その他)についても拡大していくようである。


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