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前国税庁長官の佐川氏国会証人喚問が終わった後ネットで、とにかく佐川宣寿氏は、逃げ切った。現実問題、財務省に就職・入庁・した時点で、IQ130とか軽く超えているような天才だからこんな程度の追及はちょろいんだろうというような記事を見かけた。
私は証人喚問のはなしよりもIQ(知能指数)という言葉に関心を持った。佐川氏がどのくらいIQが高いのか気になったのである。標準偏差15としてIQ135以上のひとは100人に1人、IQ156以上のひとは10000人に1人ということらしいので、IQ130とか軽く超えているというのが実際はどれくらいなのか気になったのである。
IQの分布は、IQ0~70が2.3%(知的障害の可能性がある)、IQ70~85が13.6%(知的障害のボーダーライン)、IQ85~100が34.1%(中の下)、IQ100~115が34.1%(平均あるいは中の上)、IQ115~130が13.6%(高いほう)、IQ130~が2.3%(すごく高い)で、IQの平均域(85~115)に該当する人は全体の68.2%で7割弱ということである。そして一般的にはIQが20以上離れると会話が成立しなくなると言われているのでIQ120までのひとが大方のひととはなしが通じて生活できるということのようである。
一般的な知能のひとから見るとIQが高いひとは、知的好奇心や知識の乏しいひとに見える。その訳は、普通の人が同じことを理解するのに時間がかかることを知らず、ゆっくり話すことが出来ず、あちこちと発想が飛躍して行ってしまうので、会話をしようとして話題を深く掘り下げようとしても会話が続かなくなる。
はなしを瞬間的に分かり、細かい説明など不要で最終的にどうかと言うだけで理解出来ることが多い。そして結論に至る思考は自分の中で迅速かつ明確にしているので理由を求められれば論理的にしっかり説明することができる。
その性格の結果、フリートークは苦手で人付き合いも孤立気味な傾向が強くなる。またIQが高いひとは集中力が高く、関心のないものを無視する傾向が強く分かり切ったことはしたがらない。
またIQが高いひとの方が問題発見能力も高いため自分の人生の問題も発見することができてしまうので、憂鬱な気持ちになりやすく、ストレスを感じやすく不安の度合いも高い。そのためかIQが高いことと人生の満足度が高く幸福だということは結び付かないそうである。
ところで私はむかしIQテストを知らずに受けさせられていたようで、その後奨学金を申請するとき教師が推薦欄にIQを書いてくれたのだが、それを提出する際受け取るひとがそれを見てほうっという顔をしたことがある。それで私がIQ158であることを知った。私は今までの人生を、知っていること、わかり切ったことに関心がなく、会話が続かない、つまりはフリートークは苦手、関心のないことをするのが苦痛という状態の中で過ごしてきたところがある。また社内の適性試験では散々な評価だったし社内研修特にグループ研修は苦痛で評価も散々だった。そしてその原因が自分の能力不足にあると悩んだりして来た。そして憂鬱な気分に苛まれ周囲とはなしが合わず評価もされない自分の存在に疑問と不安を感じて生きて来た。最近は自分は自分と達観してそれなりに楽しく過ごしているがいまネット記事を見ての感想はと言えば、もしかして自分の性格が持って生まれたIQを高からしめる何ものかによるのだとしたならばもっと早くそれに気づいて自分を責めることのないそれなりの生き方をして来ればよかったかなということである。
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