屋久島生活の断片・偏見ご免のたわごと編
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No.171 屋久島(96):両町合併のこと(4) H17.03.31)

2月14日上屋久町で合併議案が否決された。その後2回臨時議会が開かれ同じ議案が審議されたが、結果は変わらなかった。その経緯である。

1. 臨時議会のこと  (H17.03.25)

今日のニュースによれば、上屋久町の町長が28日に臨時議会を招集してもう一度、合併議案を提案するということである。否決議員に対するリコールの動き以外に状況の変化も無いのに否決されてから日をおかず再提案ということは、町長がリコール勢力のプレッシャーに負けてのことと思われる。私はするなら、住民の意向の大勢が決するまで協議継続をと提案するが妥当な気がする。

2. 再度否決のこと  (H17.03.28)

今日の昼のニュースによれば、上屋久町議会は臨時議会で再度合併議案を8対7で否決したとのことである。議員拘束のない住民投票で半数近くが反対、議員の半数近くも反対という結果は、私から見れば住民の意思を汲んだ民主的といえる範囲内の結果のように見える。

私は、住民投票が僅差での賛成多数にもかかわらず、はじめの否決のあと住民の意思を無視していると騒ぎ詰め寄る勢力をみて、彼らは約半数も住民に反対があることをあまりに考慮していないように見えて気になっていた。ある種の活動家が自分の意見は常に正義で、自分たちの意見に反対するのは悪だと騒ぐ、その典型のように見えて嫌悪感を持ったのである。胡散臭さを感じるのである。

3. 三度目の否決のこと  (H17.03.31)

今日また臨時議会が召集されて、三度目提案の合併議案が8対7で否決されたとのことである。私としては、何がしかの情勢変化があって提案内容の協議が行われそれが固まってから再提案というのが普通に思えるが、ただ初めと同じことを二度も日をおかず提案するのは、議案再提案を定める法の精神に悖るのではないかとの印象がある。

また、長い時間をかけて論議してきたことに対し状況変化も無いのに態度を変える議員がいたら、買収や脅迫などおかしなことが裏にあったということになってしまうから、私は自分の賛否は別にして議決がひっくり返ることはないと思っていた。

昨日あるホームページを見ていたら、合併に反対する人たちを評して公金横領するものたちの仲間だというようなことを言っている人もいるようである。合併した屋久島で屋久島がよくなる、私の読み方で言い換えると屋久島をよくするには合併するしかない、という主張もあるらしい。もしかしたら胡散臭そうな人間が合併に反対していることに反対で、合併賛成派が31票差を楯にとって執拗な否決議員攻撃に出ているのかもしれない。また住民はそういう勢力にかき回されるのを嫌って「ことを急ぐな」という意味で半数近くの反対票を投じたのかもしれない。

私から見れば、上屋久町があるいは屋久町も何か本質的問題の解決をしないままに、合併議案提案を急いでしまった気がしてしようがない。

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