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老後の幸せとはどういうことか。私はその幸せの感じ方はひとそれぞれだと思うしどうであれば幸せだと言えるのかいまのところよく分かっていない。ただどういう心構えで過ごすかによると考えているひとが多いのか心構えを説く記事などを見かけることがある。その言うところによれば老後の幸せを得るにはどのように過ごすにしろそのひとが安心して過ごしているあるいは過ごせたということでないと叶わないようである。
私は、食うに困らず悩みや苦痛少なく死ぬまで妻と暮らせればそれでよいと思っているのだが、それが私の思う老後の幸せということかも知れない。最近ネット記事で幸せな老後を得るための心構えみたいなものが箇条書きで記載されているのを見た。私はそれをまだ検証してそうだと言えるまでの老後を過ごしている感じはしていないのだが、先人の知恵なら参考になるかも知れないと思って自分をチェックしてみることにした。
ネット記事では、幸せな老後を手に入れるための10のルールあるいは心構えとして以下の10項目が挙げられていた。
1・老化を防ぐのは自分自身、2・できることは自分でやる、3・老後こそ好きな趣味を、4・明るくハッピーに生きる、5・若い人とつきあう、6・かかりつけ医を見つける、7・規則正しいリズムのある生活、8・世の中の動きを毎日気にする、9・完璧を目指さない、10・調子が悪くても落ち込まない
私がそれらを心掛けているかと言えば、大方は心掛けている。気持ちの持ちようとしては年を気にせず、身体の許す範囲で出来ることをやるしかないのだが、自然体でそうしている気がするのは、1・老化を防ぐのは自分自身、2・できることは自分でやる、6・かかりつけ医を見つける、7・規則正しいリズムのある生活、である。
比較的努力をしているのは、3・老後こそ好きな趣味を、8・世の中の動きを毎日気にする、である。読書は趣味というよりは習慣みたいなものだから挙げない。私は音楽の素養は全くないのだが楽器を演奏することに憧れていたのでいまは自己流でハーモニカやウィンドシンセサイザーで曲らしきものを吹くのを楽しみにしている。このホームページ作りも趣味みたいなものである。また世の中の動きにも関心を持っているから新聞・テレビでニュースはよく見るしネットではニュースサイトをフォローしているしメールマガジンも購読している。
問題ないのではと思うのは、5・若い人とつきあう、である。テレビのポツンと一軒家を見た感じでも、老夫婦二人だけで暮らしていても幸せだと言っているようなひとがいるようにそれが幸せにつながるとは限らない気がする。私は自然体でそういう状況が生まれればそれに対応すればよいので心掛けてそうする程のことではないと思っている。4・明るくハッピーに生きる、には違和感がある。ハッピー(幸せ)な老後を得るためにハッピーに生きるなんて心構えとして成立していない。どうすれば明るくハッピーに生きられるのかが課題ではないのかと言いたくなる。
私の性格から気を付けなくてはいけないのは、9・完璧を目指さない、10・調子が悪くても落ち込まない、である。自分は完璧でないことは承知だが、なるべく自分がやることにミスがないようにと常に考えている。他人に迷惑をかけたくないからである。だからちゃらんぽらんにはしないが、うまく行かないこともある。ミスがないのは望ましいのは当たり前だから私は自分のすることにミスがないように常に気を付けていたいと思っているわけである。それがストレスにならない限りであるよう努めるしかない。
また調子が悪いとき落ち込むと言えば特に体の調子が悪いときということになる。そしてなぜなのかと心配になる。医者に行って治ればそれでよし、しかし何らかの療治をしてもどうにもならないこともある。最後は諦めてその状態を受け入れることにするのだが悩ましい気持ちは残る。対処法を求め続ける余地があればそれはそれで努力すればよいのだが、どうしようもないものは諦めるしかない。その見極めを出来るようになりたいと気を付けている。諦めがつけられないほど悩まないように努めるしかない。
以上、要は平穏な日々を過ごしているかあるいは過ごせたかが自分の思う老後の幸せあるいは幸せを得る要件ということらしいのだが、私はこうであれと意識して過ごしていないので、なぜそういう心構えでいれば自分が幸せを得ることが出来るのかはよく分からない。外から見てそういう心構えで過ごしていそうなひとは幸せそうに見えるのかも知れない。
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