冬になって気温が10℃を下回るようなある日の夜、寝ていて寒さを感じエアコンを入れるようなことがあった。それからは予報で気温が10℃を下回りそうだという日には布団を敷いたらエアコンを入れるのが癖になってしまった。
そうしていたある日、ネットを見ていたら部屋が冷え込んでいても熟睡できるようにするにはどうすればよいのかという記事を見かけた。それによれば部屋が冷え込んでいても布団の中が温かければ熟睡できるということである。そう言われてみると雪山でテントで寝るひとも寒さに震えながら寝ているわけではなさそうだし、むかし極地探検したひと達もちゃんと寝られたから目的を達して帰還していると思われる。周囲が凍えるような寒さでも身体だけ温かさを確保していればよく寝られることを証明しているようである。
そこでわが家では湯たんぽを布団の中の足の辺りに置くことにしてみた。かつてテレビで旅客機の女性乗務員が精神安定のために上腹部に当てたりするために小さな湯たんぽを持っているということを紹介していた。副交感神経の働きが増して落ち着くということだった。それを見てわが家では、彼女たちが持っていると紹介の湯たんぽをネットで探して購入した。そして季節の変わり目とか緊張して胃部に違和感があるときにその湯たんぽを鳩尾付近あるいは臍上辺りに当てて気分を落ち着けて来た。その湯たんぽを使うことにした。
その湯たんぽの効果だが、布団を敷いた直後に入れると翌朝起きるまで温かい。足先がホカホカしていると布団の中全体があったかい感じになる。寒いときに布団を1枚重ねたりしていたのだが寒さにもよるがほとんどの日にそれも必要なくなったくらいあったかい感じになる。妻に言わせれば、むかしからそうすれば温かく寝られるという知恵は受け継がれて来ている常識らしい。だが、私は今回の記事を読むまで妻が湯たんぽでも入れたらどうかと言うのを無視して来た。自分たちのこどもが出来たあと妻が夕方になると湯たんぽを用意していたのは憶えているのだが、私はこども時代に湯たんぽを入れてもらった記憶がないから実感が湧かなかったからかも知れない。
(関連記事)
屋久島生活の断片・偏見ご免のたわごと編:
No.259 すきま風のこと [2008(H20).01.07]
屋久島方丈記・日誌編:
No.327 寒波襲来でわが家でも積雪_移住以来初めてかも (2016.02.01)
No.332 障子の隙間風対策_むかしから日本家屋の課題か (2016.02.29)
.