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  日誌編:  No.198  
わが家から見える紅葉_朝陽に輝く写真を撮り損ねる 2023.01.30
 
毎年ハゼなどが紅葉するのだが、わが家から見える景色では今年は1月の初旬の寒波のあとになって紅葉が目立つようになった。ある日の朝、陽が差して紅葉が輝いて見えたのが綺麗だった。移住して何年かしての今年よりもっと寒い日があったときは近くの県道沿いの切通のハゼが真っ赤に紅葉していてこれだけ赤くなるかと感心して見た記憶がある。

それに比べれば赤くはないから、今年の寒さはそんなでもないのかあるいは木の種類が違うのか分からないのだが、太陽の光を受けて濃いオレンジ色の葉が金色を帯びて綺麗に輝くのが印象的だった。その日はタイミングを逸したので、翌日写真を撮ったのだが曇っていて陽は差さずその印象的な景色は撮れなかった。その翌日そしてそのあとも晴れる日を待っていたのだが、曇りと雨の日が続き大風も吹いて葉が飛ばされて紅葉した葉が寂しくなってしまった。


いつも見えている景色が、ときに一瞬いつもと変わって神々しく見えたりなんとも言えず美しく見えたりすることがある。光の当たり具合と対象物のそのときの姿などの絶妙なバランスで見るものにそういう印象を与えるのだと思うが、見ている方の気持ちの持ちようも影響しているかも知れない。見たいものしか見えないのだから、朝陽の差す朝のすがすがしい気分がそういう景色を見たかったのかも知れない。


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