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9月17日に自民党総裁選が始まって4候補が立候補した。屋久島では9月19日に定員16名のところに20名立候補の町議会議員選挙がある。
自民党総裁選についてだが、自民党は党内党(あるいは派閥)の連合した党である。USA風に書けばUPJ(United
Parties of
Jimin)である。だから広範囲の国民の思想信条を包含していて、日本そのものを概ね代表していると思ってよいと思われる。そして現在政権を担っている。その総裁は総理大臣になるのだが、他党の党首が総理になるよりは日本国民の広範囲の思想信条をカバーした政治をする素地を備えた政党であると私は思っている。国民民主党や維新の党は自民党の党内党になってもよいと思っている。
自民党には党内党があり他党の政策も包含する部分があるから、他の野党は些細な対立軸を強調しないとその存在が目立たない。そして野党は現実感のない主張をしたり自己アッピールに走りがちである。だからコロナ禍の中どうだこうだと野党がいくら揶揄しようが、私は自民党総裁選がそれなりに日本国民の意思を反映するものとして強い関心を持って見ている。
私は総理・総裁になる人物はもとより国会議員については、まず世界観・国家観をしっかり持っている必要があると思っている。国のトップなのだから日本がどういう国だと思っているか、問題諸国と日本との関係をどうとらえているか、そういう日本の基本姿勢をはっきりさせて日本の安全保障(防衛・経済・食料・エネルギー・感染症・人口など)問題に取り組んで欲しいと思っている。そうすれば自ずと政策・施策は適切なものに成って行くと私は思っている。こういうことは地方の首長などにも言える。ただ目先の狭い範囲での最適解を求めてばかりでは時間の経過・情勢の変化あるいは歴史に耐え得る行政決断に不安が残ると思っている。
町議会議員選挙についてだが、これについては集落・地域の利害から超越した人材が選ばれにくい印象がある。そして町議会は行政の監視が主務だからいわゆる正義や理想で事を成そうとか存在感を示そうとするひとは当選しにくく少数派になる。行政のリーダー・町長にそういうひとがなれば事は成せるかも知れない。だが地域の利害から超越したひとでは住民が困るわけである。
私は移住して来て25年以上になるが、最近は町会議員については集落・地域の代弁者でよいかなと思っている。行政はあまり煩わしいことは避け決まった仕事をする傾向にあるから、地元の議員に言って行政に働きかけてもらう、すなわち行政の監視機能の一環で行政の窓口として地元や地元住民の問題解決を促進するということを期待する存在でよいかなという思いになっている。そして集落・地域の代弁者の役割も果たせるなら若返りや女性などで世代交代はした方がよいと思っている。
町長については、変われば行政はそのひとに応じて変わると思っているので、町長選挙では目先の狭い範囲での最適解を求めてばかりではない行政決断がどっちの方が出来るかという観点で選ぼうと思っている。
補足1: 自民党総裁に岸田氏_河野氏には危うい感がある
2021.09.30
昨日の自民党総裁選で岸田氏が当選したが、以下河野氏落選に関しての後講釈である。私は河野氏は自分以外はバカだと思っているバカのような印象をもって見ていた。以前の会見で質問を無視する態度も日本にアメリカのようなリーダーシップを持ち込もうとしているのかも知れないが、人格的に問題がありそうな印象だった。質問者が程度が悪いのは分かるがそれをやんわりたしなめながらあいまいな回答をする度量を示さないと理解されない。総裁選後の会見でこれも程度の悪いただ自分が質問したということを所属会社にアッピールするだけの内容のない女性記者の質問にも突き放すようなもの言いだったが、これもそういう質問をすることをやんわりたしなめながらあいまいに回答する度量を持たないといけない気がする。河野氏は国民の声を聴くと言っているのだが、自分に都合の良いあるいは意味のあると思う質問以外きちんと対応してくれない、ワンマンで危うげな人物だという印象を与える態度が私は気になっている。またものをはっきり言いそうな人物に見えて、父親の河野談話についてとか中国の人権問題についてなど態度があいまいである。河野氏のリーダーシップ観の印象が与えるただ自分が思っていることは正しいから勝手放題にやるというような危うい感が、そばで見ている国会議員たちに忌避されたのではないかというのが、私の後講釈である。(追加:2021.10.01 河野氏は党の広報本部長ということになるようである。冷や飯を食えということと見られそうだが、岸田サイドの親心か。ひとの信頼を得るあるいは応援しようと思われるようにコミュニケーション力を磨け、つまり人望を得られる言動が出来るようなひとになれということかも知れない。)
補足2: 野党やマスコミの思い違い
2021.10.02
野党やマスコミが自民党役員や閣僚の人事にいろいろ派閥の論理だとか実力者の思惑の影響だとかあるいは今後の政策へのそれらの影響を批判したり危惧したりするはなしを流しているが、自民党は連合政党なので連合執行部や連合政府をどうするかはいろいろ調整・合意が必要なことは当然であると私は思っている。ドイツやフランスなどで連合政権が出来たときだって同じようなものだったのではないかと思われる。日本ではどこの国の政党かと疑問を抱かせるような野党もいるから、自民党内での連合政府が日本を代表するようになっているのは必然的にそうなったのだと思われる。マスコミや野党は過去のことに執着して新な連合政権の将来を危ぶんでばかりいないで、日本の将来の希望を建設的に展望することにも注力したらどうかと私は思っている。
補足3: 衆議院議員選挙10月31日_野党4党代表者を集めていたテレビを見て
2021.10.05
目先の課題で合意したから外交・安保の考え方が違っても政権選択選挙で共闘すると言っていた党たちがあった。まあ、政権を取ることはないから心配はないと思うが、もし政権を取ったらその党たちが外交・安保をも担うわけで、国家の舵取りをそれらの党たちの思いのままにしてしまう危険は残る。変なことをしないと思って選んだら思いもしない方向に豹変しておかしな国になっていたということになる不安が拭えない。目先の課題だけで合意し政権交代を目指すというような共闘はそもそも国政政党としてやるべきものではないという気が私はしている。そういう意味で立憲民主や共産そしてそれに共感を示していたコメンテーターの大谷の考え方は危うい感じがしている。
(追: 2021.10.15 今日もテレビで衆議院解散のときなぜ万歳三唱するのかという話題があった。野党ではしないと申し合わせたところもあったようである。解散となって選挙に受からなければもう国会議員として国政に参加できなくなる。もし自分が国会議員に成れなくても日本がこれからも永く繁栄して続いてほしい。そう願って最後の議場を去る前に万歳三唱するのだと私は思って見ていたので、なぜという疑問は湧かなかったし違和感もなかった。)
(追: 2021.11.01 昨日行われた衆議院議員選挙で、国会を見世物化に加担した一人の立憲民主党・辻元清美が落選したが、私はよかったと思う。自民党幹事長の甘利明氏は小選挙区で敗北し比例で復活当選したが、TPPのタフな折衝を伝え聞いて世界を相手にやって行ける人材として私は評価していたので、小選挙区の結果は残念に思う。国会質疑でいじめの手本を見せていた立憲民主党などの野党の一部が勢力を減らしたこともよかったと思う。立憲民主党や共産党は執行部を刷新してほしいと思う。また態度の大きい振る舞いをするような議員の何人かが落選あるいは小選挙区で敗北したのも与野党を問わずよかったのではないかと思っている。)
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