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  たわごと編: No.484
 
  2018.10.15 旭日旗_また韓国が難癖  
 
  報道によれば韓国が、今回は済州島で10月10日開催の国際観艦式(パレードは11日実施された)で自衛艦旗である旭日旗を掲揚しないよう日本に要請して来ていたそうである。そして当然のこと海上自衛隊は観艦式に参加しないことにした。見渡せば韓国が日本に難癖をつけているのは旭日旗のみならず慰安婦や徴用工問題もある。韓国に難癖をつけられ責められるばかりの感があるが、日本も韓国にそれとなくボディブローをくらわすような作戦を継続的に取ってもらいたいものである。韓国はあるいは中国もそうかもしれないが裏で日本を敵性国家と思ってやっているのだから、私は日本としては暗にそういう国家に嫌な思いをさせるような対抗活動を組織的に実施して行って欲しいと思っている。

ところで、韓国が慰安婦や徴用工や旭日旗を問題にするきっかけはどうなのかと見てみれば、私の見るところ、真偽定かでない被害を訴える人間が出て来たり、反日意識で示威行動をとる人間が出てきたりして、李承晩以来の反日捏造歴史に晒された反日意識の勢力が国民を煽り、反日意識の政府がそれに乗って国家間の問題にするポピュリズム政治によるのではないかという気がしている。韓国は捏造の歴史を正しいと思い疑うことをしない手に負えない国家なのでまともに付き合わない方よい気がしてしまう。日本は表向きそれなりに付き合いはするが、暗にそういう国家に嫌な思いをさせるような対抗活動を組織的に実施して行って欲しいものである。

以下、私が知るところの慰安婦や徴用工や旭日旗を韓国政府が攻撃材料として利用するようになったきっかけである。韓国あるいは中国が日本に対して仕掛けてくる歴史捏造プロパガンダ戦の始め方の典型を見る思いがするが、日本はよく考えて先手を打って対抗策を実施して行ってもらいたいものである。


慰安婦問題
 (1965年の日韓基本条約で従軍慰安婦は賠償の対象外だった)
・1977年、吉田清冶が「朝鮮人慰安婦と日本人」を出版し日本軍人が朝鮮の女性を強制連行し慰安婦にしたと証言、1983年「私の戦争犯罪」を出版、自分が済州島から慰安婦を拉致したと証言し、これが慰安婦問題の発端となった。しかし1989年済州新聞がいくら取材しても済州島から拉致した事実は見つからず、その取材結果をもとに「私の戦争犯罪」は捏造と報じた。(1996年吉田清冶は「創作」を交えていたこと、要は嘘だったとを認めた。)
・それにも関わらず1991年福島瑞穂や高木健一ら弁護士が元慰安婦の韓国女性(金学順)を見つけ原告として日本政府相手に損害賠償訴訟を起こした。
・そのときの訴状は「親に売られてキーセン(娼婦)になった」だったが、朝日新聞(植村記者)は「軍が慰安婦を強制連行した」と誤報、これは吉田清冶の「私の戦争犯罪」に合わせるため、多分意図的に誤報を出したと思われている。
・捏造と誤報にもかかわらず、嘘だと分かっていながら福島瑞穂は訴状を「軍に連行された」に書き換えている。そもそも論としては吉田の嘘が始まりで朝日新聞と福島瑞穂が話を複雑にしたということである。そして韓国が抗議し始めたのは、1991年に金学順が従軍慰安婦の被害女性だと名乗り出た時に端を発している。

徴用工問題
 (1965年の日韓請求権協定で「完全かつ最終的に解決された」と明記されている)
・徴用工はもともと本土の日本人が対象であり、問題は1965年の日韓基本条約締結に伴う日韓請求権協定で、「完全かつ最終的に解決された」と明記されている。
・2017年7月韓国で映画「軍艦島」が公開された。終戦間際、長崎県の端島・軍艦島で過酷な労働に従事していた朝鮮半島出身の若者たちが集団で脱出を試みるというストーリーだが、歴史的事実に基づいたものではなく日本国内では誤った歴史認識を伝える恐れがあるという批判がある。
・この映画をきっかけに韓国国内で徴用工への関心が高まっている中で、それに乗って文在寅大統領が「徴用工問題はまだ終わっていない。徴用工の人たちは、今でも日本に請求することができる」と発言し国家問題化した。(文大統領はこの問題はすでに解決済みだと国民に説明する責任を放棄している。)

旭日旗問題
・韓国人が旭日旗を問題にし始めたのは2011年1月25日アジアサッカー連盟(AFC)アジアカップ2011の準決勝日韓戦で韓国の奇誠庸(キ・セイヨウ)選手が日本を侮辱する猿真似パフォーマンスを行った際、「旭日旗を見てカッとなった」という言い訳をしたことが発端である。
・それ以前の記録では韓国人が問題にしたことは一切ないようである。そしていま旭日旗を問題にしている現代韓国人たちはどう考えても戦中の精神的傷を癒せずにいるような年代ではない。奇誠庸選手がやったことが捏造の歴史教育に染まった現代韓国人の間で単に日本をへこます新しい言動手段として広まって、反日姿勢の韓国政府がそれを国民感情だと言って国家問題にし今回日本への攻撃材料として利用し始めたというところらしい。
・韓国人が、旭日旗を戦犯旗と呼び始めたのも、旭日旗使用禁止を呼び掛け始めたのも、すべてはAFCアジアカップ2011以降の話だそうである。

(追:日韓請求権協定・韓国政府解説書について 2019.02.04


補足1: 
韓国最高裁が賠償せよとの判決
2018.10.30
徴用工問題で新日鐵住金に賠償を求める判決が確定したそうである。過去に朝鮮が望んで併合された事実や国家間の条約・協定は政権が変わっても認めあるいは順守すべきことなのに、気持ち悪い嫌な国である。個人請求権に対する補償は国交回復時に韓国政府の課題になっているはずで、韓国政府がしっかり説明責任と対応をすることになっているわけである。韓国政府がそれをしないならTHAADシステム配備問題で中国が韓国にしたに似たような対応を日本もすればよいと思ってしまうが、まずは官民挙げて経済的圧力をかけるとして、それと並行して断交する準備をしていることを見せつけて行くようにしたらどうかという気がしている。

補足2: 
韓国に関する感覚_好意的で鈍感なひとは多い
2018.11.19
BSテレビで櫻井よしこ氏と松川るい氏が出演して徴用工(朝鮮半島出身労働者)問題の対応についてのはなしを聞きながら、私が韓国あるいは韓国人とかかわった仕事を通して感じた印象を思い出していた。私は感受性が強いのか、韓国あるいは韓国人に何かしら底意があるという感じが拭えず、契約を厳格に意識して対応していた。それで韓国側からクレームがあったか、私への社内の風当たりはあるときから冷たくなった。社長や役員そして同僚は私から見れば何事も好意的に見て甘く対応する感じだった。韓国側に甘い対応をせずビジネスライク当たるべしと思っていたのは私だけのようだった。日本ももう少しはっきりした態度でやって来ていたら、いまのようにはならなかったかも知れない。韓国を敵に回すことは日本の戦略として現状では考えられないが、韓国に甘えられないあるいは舐められないように毅然として対応することは必要だと思われる。
(追: 2019.01.15  韓国の印象として私が持っているのは、一回関係を持つととことん食らいついて放さないということである。私の韓国経験では、いったん契約したら何でもしてくれるとばかりに契約外の要求などもしてきて、それを難ずるとすぐキレる。韓国とは表向きの付き合いだけにして深い関係を持たない方がよいというのが私の見方である。)

補足3: 
移民政策の危険_韓国人は国籍が変わっても韓国第一
2018.11.23
あるブログで読んだのだが、韓国人は移住しても移住国のことよりも出身韓国のことを第一に韓国の事情をもとにして韓国の言い分を自分のものとして抗議活動とか扇動活動をしている。そういう韓国人が団体で影響を及ぼす状況を見れば、移民政策は危険ではないかというような見解が出ていた。勿論、中国人にもその傾向はある。無意識に洗脳されて育った母国に忠誠を誓ったがごとく移住国で活動したり、移住国の生活様式や法より同国人集団やコミュニティを優先し社会になじまない人間を受け入れない方策が必要と思われる。ヨーロッパにおける移民問題では済まない危険のある日本敵視感情の国からの移民につながる施策は特に慎重に考える必要がありそうである。

補足4: 
未来志向と歴史問題
2018.12.04
昨日韓国の文大統領が日韓関係について「歴史問題は別途に賢く処理しつつ、未来志向的な協力をしていかなければならない」と述べたという報道があった。私はこれを聞いておかしく感じた。未来志向でとは以前から言っているはなしで、それをいまさら言わなくてはならないのは韓国が未来志向でないからではないのか。歴史は過去のことで未来のことではない。未来志向するということは、過去は過去のこととして、これから以降それを問題化しないことのはずである。しかるに文大統領は未来も並行して過去にこだわって行くと言っているわけで、つまり自分たちの歴史認識とこれからも問題化させる問題を認めさせる行動は続けた上での未来をと言う意味での未来志向であるということである。日本から吸えるうまい汁は吸いながら、歴史問題では譲らないと言っているわけである。日本政府はそのたぐいの発言にいちいち反応する必要もないと切り捨てていたが、日本の国益を考えた毅然たる態度で韓国と渡り合えばよいと思われる。それにしても、ここまでされても、韓国に好意的な政治家・メディア・ジャーナリストや儲けしか考えない経済人やのんきな韓流好き国民の間で韓国に対する見方に変化の兆候がないようで気になることである。

補足5: 
韓国駆逐艦の自衛隊機への火器管制レーダー照射
2018.12.29
韓国が北朝鮮の無線も積んでいないような木造漁船から救助信号を受けたとして駆逐艦まで繰り出していたらしいが、その駆逐艦が自衛隊機に火器管制レーダーを照射したようである。なぜ北朝鮮の小さな木造船捜索のために駆逐艦まで繰り出したかというと、北朝鮮から相当な人物が脱北を図ったので捕まえて送り返せと言われたからという見方が韓国内で出ているようである。韓国で亡命受け入れをしないで送り返したとなれば彼らは殺されることになる。それを承知の文政権が北朝鮮に言われたことをしているのがばれないようにというのがレーダー照射の真相ではないかと勘繰っているようである。その日そのときは自衛隊機が撮影した映像では海は荒れてはいないし韓国駆逐艦のそばには北朝鮮の木造船らしきものが映っているから既に北朝鮮人は捕まっていたのかも知れない。
(追1:2019.01.06  
韓国は当初から言い訳を二転三転、いまは自衛隊機が低高度で威嚇的に接近して来たと言っている。韓国側撮影の映像はつまみ食いの短時間でほとんどは日本側の公開映像で構成したそれを主張するフェイク動画も公開したようである。なぜ日本がはっきり証拠を示しているのに、これだけかたくなに日本に抗し続けるのか。もしかしたら韓国はどこかに日本側から断交を言い出させよと操られているのかも知れない。私は日本は暗に断交もあるかと思わせながら韓国に毅然と対応することも一案と思っていたが、いまは韓国の手に乗らず一つ一つミスを突いていって、韓国側がいつも言い訳に四苦八苦しなければならないような状況に追い込んでおく作戦がよいような気がして来ている。
(追2:2019.01.08  
日本側は韓国艦のレーダー照射電波波形は収集保有している識別データと照合できていると言っているにもかかわらず韓国側が照射の事実を認めないので、そのあとアメリカに今回のデータを通知したそうである。アメリカは韓国艦を識別できるレーダー照射電波波形を収集保有しているので事実は確認出来たことになるが、日米韓関係に配慮してそれに明確な対応はしないようである。しかし今回のレーダー照射は文政権がアメリカを試すためにやっていることも考えられる。イラク・フセインがクウェート攻撃をアメリカ側に匂わせたときアメリカは聞き置くだけだったので、フセインはクウェート攻撃を仕掛けたというはなしがある。韓国がこれから何かしでかしたらどういう手段かは知らないがアメリカが出張って、韓国はイラクの二の舞になる可能性もあるかも知れない。
(追3:2019.01.24  
韓国が今度は日本の哨戒機が韓国艦艇に何度も低空威嚇飛行をしたと日本に抗議した。多分これは韓国国内向けの演出で国民の目を日本に向けさせ政府がやっている怪しげな北朝鮮関連工作から国民の目をそらさせるためではないかという気がする。)

補足6: 日本の通底戦略と対処施策の整合性
2019.01.19
私は、日米安保基本、中国警戒、ロシアと韓国を中国側に追いやらない、これが日本の対処施策の底に流れる基本戦略だと思っている。そしてそれに従い世界や周辺情勢への対応をしていることを信じている。しかし昨今の中国へのすり寄り、ロシアとの領土交渉、韓国とのいざこざ、何となく基本戦略と整合しないような雰囲気が感じられる。誤解を生まない範囲内での対処だと信じたいと思っているが気になっている。
(追:2019.01.24  
ロシアとの首脳会談が行われたが、いまの感じではロシアと敵対関係にならないよう気を付けてやっているようである。)
(追:2018.02.08  韓国の火器管制レーダー照射問題では、日本が初め動画公開をしたときにはアメリカが非難や仲裁などの行動をとってくれることを期待していたがその見立てが外れてしまったらしい。アメリカが対中国戦略を強硬路線に転換したのに安倍政権が中国にすり寄り始めたことを警告してのだんまりかも知れない。

補足7:
渋沢栄一_1万円新札に韓国が批判
2019.04.11
5年後に発行予定の1万円の新札の肖像を渋沢栄一にしたことを韓国が批判している。そういう批判精神があるのに、韓国の施設や軍艦などに安重根を冠する名を付けるときは他国の感情を慮った形跡はないような印象である。笑わせる正義は我にありの精神。


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