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  たわごと編: No.520
 
  2019.05.22 どうしようもないことを前提に_対韓国  
 
  いわゆる徴用工裁判後の日本企業資産差し押さえ問題で韓国政府は動かないようである。私は以前慰安婦問題に関し、世界を前に約束させることで問題を蒸し返しできないようにしたら、何をして対応してもすぐまた韓国は謝罪が足りないとか難癖をつけて来る状況は終わるのではないかと思って、韓国に世界を前に宣言させることが有効ではないかと言ったことがある。

しかし、不可逆的合意を宣言してからも、いろいろ韓国政府は難癖をつけている。不可逆的合意とは、双方とも国民がいろいろ思うことはあっても、政府としては決着したこととして、その問題を蒸し返さず国家間の関係を進めることを確認したものだと、私は思っている。そうでないということは、韓国政府と約束、合意あるいは条約締結などしても、それが守られないことがあるということになる。そういう政府は統治能力あるいは指導力が弱い政府ということである。

双方国家内においてそれぞれの個人ではいろいろ思いはある。それでも政府間でそれに折り合いをつけることに合意したのなら、双方の国内のいろいろな思いによる言動についてはそれぞれの政府が国内問題として対応すべきなのだが、韓国政府にはその責任を果たす気がない、あるいは出来ないように見える。韓国政府はその弱さを隠すために問題を蒸し返したり難癖をつけている感がある。

こういう状況に対する私の印象は、どうしようもないものはどうしようもない、ということである。韓国相手に何を言ってもしてもどうにもならない。はなしを聞いてやっていても感情で動く信念の強さはどうしようもなく納まらない。孔子も言っているがどうしようもないものはどうしようもない。それを前提に対処していくしかない。期待をするから裏切られる、また惻隠の情は通じない。もうそうしているかも知れないが、韓国とは政治的にも経済的にも裏切られるあるいは敵対行動をとられることを想定して、被害最小化する手を打ちながら関係を結んでいくしかないと、日本あるいは国家や経済界は態度を決めたらどうかと思われる。

補足1: 
国民感情や大義と合意や法
2019.07.15
韓国は合意や法よりも国民感情や大義をもとに主張して来る傾向があるということである。お互いが国民感情や大義を主張して決着がつかないから、両者WinWinの妥協案を探った結果これで折り合いを付けようとして決まったのが合意や法である。古来もめごとの決着判断として法を定めて来た。つまりは合意や法が国民感情や大義の上にあるわけである。その合意や法を変えたい場合は、両者にWinWinな内容の提案がない限り見直し協議は成り立ちがたい。韓国が国民感情や大義をもとに自分たちだけが得をするためだけにその合意や法の見直し協議を要望することに無理がある。

補足2: 
通底戦略と着実な作戦実行体制ありと信じたい
2019.07.19
日本が輸出3品目の輸出管理の優遇措置を取りやめることにしたが、韓国は元徴用工訴訟関連の報復だと言い募っている。日本はこれからも韓国への締め付けを強化していくだろうが、韓国に論点をすり替えをさせずまた国際的に日本の主張の妥当性を理解させる作戦実行が出来る体制を整えていると信じたい。

補足3: 
韓国の国民性か
2019.08.08
私の韓国の行動を見て来ての印象では、自分が優れた力をつける努力をおろそかにし、相手を貶めて比較的優位に立つということが行動原理になっている感じがする。本当に優れていると自他ともに認める実力があれば、空威張りしたり相手を貶めることに熱中する必要はないわけである。

補足4: 通底戦略と着実な作戦実行体制ありと信じたい(2)
2019.08.24
輸出管理の強化とか、ホワイト国から外すとか、昨今韓国とぎくしゃくしている。徴用工問題もそうだが、日本は発表あるいは説明でその背景やいきさつとか根拠とかを言いっぱなしで、あとは行間を読めと言っているような印象がある。韓国以外の国のメディアなどにもっとわかりやすく繰り返し誤解を生じさせないように説明する必要がある気がする。本当に作戦を考えているのかと気が気でない。韓国対応チームがあって政府一丸統一した方針のもと練りに練って発言や措置を繰り出しているのだと安心してよいのか不安である。


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