屋久島生活の断片・日誌編
                     Home > 目次_top  >  記事

No.266  ヤスデのこと(5)  H21.05.04)

屋久島でヤンバルトサカヤスデが大量発生し始めてからもう5年くらい経つ。一昨年くらいまでは役場でも比較的熱心に発生場所での薬の撒布や草払いをしたり薬撒布して防護帯を設けるようなことをしていたが、その後予算もないようでだんだんその勢いも衰えいまは申し出れば薬を支給してもらえるくらいの状況である。もう撲滅するには広まりすぎて打つ手がなく、対策は発生場所で各自が駆除することに落ち着いてしまった感がある。

初日の状況
(出始めてからもう10日以上経つが、毎日の数はあまり減っていない)

我が家でのヤスデの発生の仕方としては、例年大量に出るのは5月末頃から6月頃で比較的小さい形のものが出始める。その後は少し下火になって脱皮して大きさを増したのが順次出続けるが11月頃になると大きくなったのがまた大量に出る。年末頃には下火になるがそれでも毎日出続けてそのうち5〜6月頃になるわけである。

ところが今年は4月中旬から1cmくらいの小さいのが出始めてきているのが目に付く。例年そういう小さなものがこの頃から出てきて段々大きくなっていっていたのをあまり気づかなかったか、気候の温暖化で早めに出てきたものと思われる。家の中になにか這っていたので気になって見てみたらヤスデの小さいやつだった。そこで家の基礎周りに薬を撒いてみたら目立たないがチリメンジャコみたいな感じのヤスデが何匹も死んでいた。大きいものだったらこのくらいの数になればかなり目立つはずだから例年の大量発生の始まりはこの時期からなのかもしれない。

この小さいヤスデは卵から孵ったものか何回か脱皮したものか分からないが、その年初めて目にした小さいのを薬で殺せば、次に脱皮して大きくなったものの数が減るはずである。次に出てきたもの殺せばその次に出てくるものの数が減るはずである。そう思って毎年薬を撒いているのだが、生き残ったものが産む卵の数が半端ではないようで大量発生する量が減る様子はない。いたちごっこをしているような感じがする。

はなしかわって別のヤスデの話題である。昨年暮れのある朝のこと台所のガラス窓の外にヤスデがクモの糸に絡まってぶら下がっていた。ヤスデは空中でもがくように脚を動かしている。クモはそのヤスデにくっついてこれもごそごそ動いている。クモがヤスデの体液を吸っているかのように見えたのだが、青酸ガスを出すというヤスデをクモが食い物にするのかどうか分からない。ヤスデとクモの組み合わせが面白いので時々見ていたのだが、その日はヤスデとクモが一体化してそのままぶら下がっていた。そして翌朝見たら両方ともに消えていた。

補足1: 大きくなったこと  (H21.06.21)

毎日のようにヤスデを掃き集めているのだが、今日の朝のヤスデはほとんど全部が25mm大のものである。二ヶ月くらいで次の成長段階のものに移行したようである。数としては減っているが大きいので、ボリウムとしては本文のチリトリ写真と同じくらい出ている。

補足2: また大量に発生のこと  (H21.07.25)

昨日からまた大量に出るサイクルに入ったみたいである。今年三度目になる。大きさは6月と変わらないようだから最終的な大きさのものになるまでまだ出そうである。


No.116  ヤスデのこと(1) (H15.03.24)
No.127  ヤスデのこと(2) (H15.08.25)
No.181  ヤスデのこと(3) (H17.12.05)
No.193  ヤスデの気配のこと (H18.06.05)
No.205  ヤスデのこと(4) (H18.11.06)


 
 Home   back