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わが家の横の道
(左):草払いの様子
(右):薬散布の様子 |
8月12日になって、役場あるいは役場に委嘱された職員と思しき人がヤンバルトサカヤスデの防護帯を作るためわが家近辺の草払いと薬散布をすると近所の家々に連絡のため回って来て、そのすぐ後からわが家の横の道の草払いが始まった。上の農道から海の崖まで200メートルくらい、半日くらいで草払いは終わった。いつ薬を撒くのかと思っていたら、19日に人が来ている気配があって、見てみると薬撒きのようである。機械のダクト先端から煙のように出ているのが薬らしい。道に撒いていたが、局所的に撒いているのかあっけないほど短時間の作業で引き揚げていった。
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4月13日配布されたビラ |
不快な害虫ヤンバルトサカヤスデの大量発生が屋久町で確認されてから、だいぶになった。4月には役場で発生場所を調査した結果が配布された。発生場所はビラの図では、小島のある公園と尾之間のあるホテルが中心になっているようにみえる。
これらの施設はともに鹿児島で有名な企業グループのものである。ヤンバルトサカヤスデは一説では沖縄でベトナム戦争当時ベトナムから戻った米軍戦車について来た卵から繁殖し始めたということである。それが奄美に広まってそれがまた各所に広がってきているらしい。植物の移植などで土と一緒に卵が移動して、新たな場所で繁殖するとのことである。件の企業グループは奄美でも事業をしているようなので、公園の植物を奄美から持ち込んだりした可能性が大きいと思われる。またホテルには公園で育成した植物を移植したことが考えられる。
近所の噂でも、もっぱら件の企業グループの施設が発生源との見方をしている人が多いようである。発生場所調査結果のビラの図を見れば、大方の人はそう思うだろうことは想像に難くない。これも噂だが、役場でもそう思っているのだがなかなか件の企業グループに文句をつけにくいらしいという話もある。6月だったか7月だったかよく憶えていないが、役場からヤスデ対策への協力依頼について放送があったとき、列挙した発生場所から件のホテルがある尾之間が抜けていて、安房が新たに入っていた。なにやら配布したビラと矛盾していたのも気になる。
No.116 ヤスデのこと(1) (H15.03.24)