屋久島生活の断片・日誌編
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No.193  ヤスデの気配のこと H18.06.05)

5月の中頃、家の中に1cmくらいの小さな虫を発見、よく見てみるとヤンバルトサカヤスデである。小さいから動きも小さいし目立たない。そう言えば家の外の基礎のあたりに、数は少ないが、数ミリの丸い形のものが落ちている。そこで気になってそれをよくよく見てみたらヤスデの丸まった死骸だった。

日が経つにつれ、その小さなヤスデの死骸が目に付くようになってきた。夜中に這い回っているのが全部死骸になっているわけではなさそうだから、かなり多数夜中に出ていそうである。それらを駆除してやろうと家の基礎の周りにヤスデ対策の粉薬を撒いた。

1回目に薬を撒いた翌日のヤスデ 2回目に薬を撒いて2日目のヤスデ
(死んでいたヤスデの子どもを妻は縮緬雑魚のようと言っていた)

翌日見てみると小さなヤスデが沢山死んでいる。昨年11月から12月にかけて、我が家ではヤスデの成虫が大量に発生あるいは侵入した。連日のように薬を撒いて、そのおかげか年末ころには下火になったのだが、生き延びたものが卵を産んで、それがこのところ孵ったように思われる。

薬を撒いて2日目もまた小さなヤスデが沢山死んでいたが、3日目からめっきり少なくなった。昨年生き延びたヤスデの数がそう多くなく、卵もそんなに多くないので孵った子どもは大体駆除できたのかもしれないと思っていたら、5月末、また家の中に小さなヤスデが這っているのを発見、外の家の基礎部分を見に行くとそこにも小さなやつがちらほらと、死んだやつやら這っているのやら目に付いた。

数はそんなに多くない。昨年薬を撒き始めて生き延びたヤスデの卵から孵ったのがこれらで、初めて出てきた多めの小さなヤスデは昨年薬を撒く前に侵入したヤスデの子どもなのかもしれないなどと思いつつまた薬を撒いたら、翌日前回よりも成長したようなのも混じってヤスデが沢山死んでいる。その翌日はもっと数が多い。また昨年のように大量にヤスデ発生の兆しかといやな気分になってきた。

薬は一回撒くとかなり長い間有効なのだが、雨が降って流されれば効き目がなくなる。この時期、薬を撒いてもすぐ雨が降って流されるので、なかなか薬を撒くタイミングを見極められないが、そんなことを気にして家がヤスデ御殿になっては困る。雨に流されるのを覚悟で継続的に薬を撒かなければいけなくなりそうである。


補足: ヤスデどんどん出るのこと  (H18.06.30)

ヤスデが出始めてからやむ気配なし。朝500匹以上を数えるようになってからは箸で数えながらつまむのをやめ、箒で掃き集めることにした。今日は1000匹以上と思われる。我が家では駆除に努めるというよりは侵入防止が課題のようである。


No.116  ヤスデのこと(1) (H15.03.24)
No.127  ヤスデのこと(2) (H15.08.25)
No.181  ヤスデのこと(3) (H17.12.05)

No.205  ヤスデのこと(4) (H18.11.06)
No.266  ヤスデのこと(5)  (H21.05.04)


 
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