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  偏見ご免のたわごと編:  No.406
知っておきたいこと_暮らしの情報や支援体制  2025.12.08
  今年は入院数回、いろいろと今後の暮らしについて考えることがあった。下記(関連記事)で参照したあるニュースサイトの「高齢者のニーズと心配事」で挙げられていた事項に照らし、私としての不安を感じていることや困るだろうことに対する情報や支援体制がどうなっているのか知りたいと思うようになった。多分町が動いて体制などを確立するしか実現しそうにない気はしているが。

まずは、不安の軽減についてだが、
(1)自分の健康、(2)配偶者の健康、については、島内完結の医療が理想だが、島外に行かざるをえない場合行き先病院などが離島から来る患者の事情を汲んだ離島対応体制をとってもらえる協定みたいなものを整備したらどうかと思っている。辛い身体で行き先の対応や事情も分からず、道中不安、船便などや宿泊先予約に大変負担感を感じたからである。
(4)家の老朽化や修理、建て替えについてだが、建て替えは別として、特に台風や老朽化で急に修理が必要になったときに、対応してくれる業者のリストがあると助かる。付き合いの狭い人間でもどこに頼んだらよいか分かるような情報が欲しいわけである。

次は、「高齢者のニーズ(困っていること)」への支援策あるいは体制についてである。
(1)送迎、公共交通の充実、(2)買い物、移動販売、薬の受け取り、についてだが交通弱者をどう支援するかということである。医者通い、買い物、金融機関等の利用などへの交通支援体制を充実して欲しい。高齢者バスカードはあってもバス停は遠い。またタクシーは少ないし田舎で移動距離も大きくなり高くつく。頻度によるがかなりの負担がある。
(3)家の改修・修繕、模様替え、その費用補助、についてである。
費用補助は別として、家屋の保全については「不安」対応の(4)と同じでどこに頼めるかの情報があると助かる。その他何でも屋的なこと(例えば排水、水道、庭木剪定など)についても、どういうことはどこにどう頼めばよいかのリストがあると助かる。
(5)調理、についてのことである。
体調不良のときや調理に不慣れなひとが、毎日調理の心配をしなくても食べられるようにならないかということである。慢性病対策の調理も含めて、食事宅配サービスがあるとよい。いまでもあるなら、どこに頼んだらよいか分かる業者のリストがあると助かる。

以上、私が病気になって入院したりして感じたり考えたりしたことだが、あるニュースサイトの「高齢者のニーズと心配事」という記事では、高齢者にとって暮らしやすいとは交通の便が良く、医療機関や介護施設が身近にある環境だ。加えて、家の補修や食事など、各種の支援サービスがあり、かつ地域とつながりを保てることが欠かせない、 と結論付けているが、当地でそういう事例にどれくらい対応体制などが出来ているのか。私が気になった事項について上記に挙げてみたが、私が知らないだけでいまも出来ているものについては周知情報が欲しいし、体制などが確立されていない事項については私が困る事態になる前に何とかなって欲しいと思っているわけである。


(関連記事)
「屋久島暮らし残照録・偏見ご免のたわごと編:
  No.374 田舎暮らしに限らないよう_高齢者の心配事  (2025.04.14)
  No.407  崩れる全国一律_新聞記事の指摘する離島の未来  (2025.12.08)
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