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  偏見ご免のたわごと編:  No.410
生活支援・御用聞きビジネス_高齢者のお困りごとサポート  2025.12.29
  12月21日のあるテレビ番組で高齢者ニーズの市場化を話題にしていた。何かの作業をしながら横目で見ていたので聞きかじりで正しく受け取り理解したかどうかは分からないのだが、私の印象では従来供給側が何かを提示・提供するかたちが多いのだが、そういう事業者と高齢者の間に入るサービス事業の展開についてのはなしのようだった。サービス事業者が高齢者に直接アプローチして御用聞きみたいなことをしてそのひとのニーズを聞いてそれに対応したり手配したりするサービスの展開で困りごとなどの高齢者のニーズが市場化されるのではということらしかった。

介護保険の世話にはならないが高齢になると身体が思うように動けなくなったりして自分でやれないことが増えて来る。そして運転に支障があるようになったり運転免許返納したりすると移動に支障を来すことになる。

いままで当人が作業出来たものが困難になったり、店なり施設なりに行って用を足せたのだがそれもが叶わなくなる。例えば家で何かが壊れたとか電球を交換したいとかちょっと直してもらいたいとかちょっとやって欲しいことが出て来る。あるいは買い物や何かの手続きなどに行くにも支障を来すひとが出て来る。

高齢になるにつれそれなりに家で暮らせはするが、ちょっとした作業とか日常のちょっとした遠出には支障がある状況になるひとが出てくるわけである。そういう高齢者が多くなって来ればそれらを代行あるいは支援するビジネスが求められる。日本では近々80歳以上の高齢者が人口の10%を超えることになるからそれなりの市場になるのではというわけである。

いままでは店や施設などは相手がやって来るのが当たり前だったが、それらのひとが来たいニーズを持っているにもかかわらずやって来られなくなることに注目したある地方の企業がそういう状況に対応しよう高齢者の困りごとの解決を図るため会社側から高齢者にアプローチする御用聞きビジネスを始めるとか始めたとかいう内容だった。

私も最近いろいろ家のことなど作業するのが辛くなってひとや業者に頼んだりすることが増えて来た。気になることはそれら以外にもいろいろあるしこれからどうなるかと心配していることもいくつもある。いずれかの時期には困りごとになって来るわけである。当地でもなんでも屋とかあるがやってもらいたいことをしてもらえるところを探して頼まなければならない。またいつも利用している店や施設あるいは役場など行けなくなったらどうしようとか、食事を作れなくなったらどうしようとかいまの心配事つまりはいずれ困りごとに成って行くわけである。

そこで御用聞きビジネスという言葉に強く惹かれたわけである。近々自分が困りごとを支援して解決してももらわなければいけないようになりそうだと思ったら、御用聞きサービス事業者となにがしかの費用を支払って契約する。そうすれば何か困りことはないか定期的に御用聞きしてくれて作業してくれる事業者や代行してくれる事業者あるいはひとに仕事をしてもらえると助かるわけである。実作業の費用は都度それなりの手数料込みで取られるとしても御用聞きサービス事業者に依頼すればワンストップで困りごとが解決されれば大いに助かるわけである。

私は高齢者の心配事や困りごとについて、下記の(関連記事)では、対応してくれる組織とか事業者などを行政なりがリスト化して高齢者に周知してくれると助かるというような内容を書いたのだが、当地のような高齢者比率が高そうな市町村では高齢者対応のワンストップの御用聞きサービス事業の展開は成立するような気がする。


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