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  偏見ご免のたわごと編:  No.404
今年は何回も入院_半年は落ち着かない日々  2025.11.24
  今年は病気関連でかなり悩ましい月日を過ごしたのだが、以下その状況を自分なりに書き留めておきたいと思って書いたものである。正確性に欠けているかも知れないが私が医師の説明などを聞いたりそのときどきの置かれた状況から自分なりにこうだったのだろうと思っていることである。

今年春、半年前くらいから気になる症状が続いていたので逆流性食道炎の確認のため内視鏡による検査を受けたところ食道の前がん病変が見つかった。その後何ヶ月かおきに2回内視鏡で採った病変部を組織検査して2回とも同じ悪性病変という結果だったので、食道がん疑いということでESD(内視鏡的粘膜剥離術)手術をした方がよいということになった。

8月6日入院し、7日にESD手術を開始したところで不測の事態で患部以外の箇所を器具で傷つけてしまい、ESD手術は中止しその傷の処置になった。その傷のダメージが本来手術より厳しく8月19日まで入院した。9月25日、内視鏡で不測事態で出来た傷が修復しているのを確認、10月6日入院し7日にESD手術をした。患部の組織は取れたのだが小穿孔を来し、他の内臓に炎症を来さないように抗菌剤点滴をしたりして当初は1週間くらいと言われていたものが延びて10月16日まで入院した。

摘出した患部組織の病理検査の結果は、極めて早期の食道がんだったが病変組織は完全に除去されたのでまったく問題なくなったという判定だったので一安心となったのはよかったが、退院後発熱し下痢が続いて、脚部の皮疹部がジュクジュクになって来て、腹に力が入らなくなるくらいに体調が悪化したので10月27日病院を受診したところ即入院となった。先の手術での抗菌剤点滴によるアレルギー症状が出たということで今度は抗アレルギー剤の点滴を受け11月7日に退院した。

今度は抗アレルギー剤の影響で副腎ホルモンが低下したようで副腎ホルモンの回復にしばらくは時間がかかるようである。ということで、今年4月下旬から11月上旬まで体調不良、何回かの内視鏡検査、2回の内視鏡による手術、そして手術入院時の薬剤の悪影響に耐えて来たわけである。いまは体調回復の本格化と10kgくらい減った体重が回復して欲しいと願っているところである。


補足: 入院雑感_持参薬の数や不足分の院内処方について
持参薬についてだが、かかりつけ医から処方され服用している薬を持参し登録を受けるようになっているようである。私の場合三回目の病院を受診したら即日入院となったとき急遽妻に家から持って来てもらったかかりつけ医から処方されていた薬は半分以上服用していた。だから入院時の残数は比較的少なかったし、検査などで服用するなというはなしがあったものもあり全種類同数が残っているわけでもなかった。なぜ数が合わないとか少ないなどと言われてもこちらは困るわけである。そして持参薬はそれを入院中も服用を続けるわけである。残数がなくなった薬は病院で処方し出してくれる。しかし病院で取り扱っている薬がないと類似薬が処方される。私はくすりの相性がよくないので、いままでいろいろ試して来て巡り合った合う薬をかかりつけ医から処方されている。病院にない薬は取り寄せればよいのではと言ってもそれは簡単ではなさそうである。また私が外出してかかりつけ医に行って薬をもらって来るのもダメらしい。いったん退院してかかりつけ医を受診し薬をもらいまたすぐ入院するならよいらしい。そういう規制があるようなのである。患者がこいうことの解決に煩わされるのはよくない。患者ファーストの観点から規制の改善が必要ではないかという気がする。


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