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  偏見ご免のたわごと編:  No.332ap1
解雇規制緩和_自分が解雇を告げられたら  2024.10.14
  自民党総裁選で小泉候補が解雇規制緩和を言い出して話題になったが、退職して4半世紀以上経っている私には現状どうなっていてどういう不都合があるのかよく知らないので、どうあればよいのかについてはよく分からない。ただその話題を聞いてかつての自分が解雇と言われたとき何が心配になるか気になった。

リタイアする潮時でこれからの生活設計も出来ているなら問題ないのだが、先行きの生活に不安がある場合には次の就職がどうなるか気になると思う。雇用保険がもらえる期間中に、それなりの仕事に再就職できるかどうか。出来なかった場合はどうなるのか心配である。

再就職できなかったら、貯えを使い果たし住居も失うことになる。それでは困るから非正規あるいはアルバイトがあるなら臨時的仕事につくことになる。そしてそれから抜け出るためにそれなりの仕事につける道を探さなければならない。それでそれなりの仕事に再就職できなければ先行き不安でかなり落ち込む。そしてまたそのままの状況が続けば人生詰んだという気持ちに苛まれる。

求職者に対し求人が多いならば、見かけ上はみんな仕事に就けることになる。しかし希望職種がなければみんなが望む仕事に就けるわけではない。何が能力かという問題はさておいて、能力により求職者も選別されるから、相対的な比較により能力による振り分けが行われることになる。それを受け入れなければ仕事にありつけないわけである。

解雇についても能力による選別で対象者が選ばれることになる可能性が高い。私なら解雇され再就職しようと思うとき能力が相対的であっても低いと評価されてのことだという事実を受け入れるまでかなり悩ましい時間を過ごすことになると思われる。解雇されるとなれば、生活不安と自分の能力に対する自信の揺らぎに悩まされる気がするのである。私はもう仕事に就くこともないので自分がどうなるか気にすることはないのだが、解雇規制緩和と聞くとそれらに対しどう配慮してなされるのかが気になるのである。


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