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  日誌編:  No.323  
庭を荒らしていたモグラか_芝生の上に死骸 2024.08.19
 
8月7日朝、庭の芝生の真ん中にモグラが死んで転がっていた。近くを探してみたがモグラの出て来たような穴は見つからなかった。わが家ではいままでに芝生が盛り上がってモグラの跡が出来たことが何度かある。最近は石垣などで周囲より高くなっている敷地の縁近くの植え込みの近くによく穴が開いていることがありモグラの穴だろうと思っている。一度はモグラの尻か頭が見えたこともある。いままで何回かモグラ対策の振動発生器を置いたり忌避剤を埋めたりしたがなかなか目立った効果はなかったので最近は諦めている。


屋久島にいる動物としてはシカ(ヤクシカ)とサル(ヤクザル)が有名だが、他にはイタチ、ネズミ類、モグラ類、コウモリ類がいるということである。大分前からタヌキも見かけるようになったが、これは誰かが持ち込んで放したものが増えてということである。

屋久島固有の動物は比較的小さいと言われているが、ネットで見たところでは屋久島のモグラはコウベモグラという種類でその種類的には東日本に住む日本特産種アズマモグラより一回り大きいそうだが、やはり屋久島と種子島に生息するのはコウベモグラでも小型らしい。

コウベモグラは本州(中部以南)・対馬・種子島・屋久島・隠岐など西日本に生息する大型種でアジア大陸に近縁種が分布しているそうである。そして屋久島と種子島に生息する小型のものをヤクシマモグラとして亜種とする説もあったが、近年は本州中部以南また大陸に広く分布するコウベモグラにまとめられているとのことである。最大の特徴は、上の門歯が円弧状に並ぶということらしい。

モグラは一日に自分の体重と同じくらいの餌を食べるのだが、その餌を探すために非常に広範囲を移動しそのテリトリーは1ヘクタタール(約3000坪)以上に及ぶらしい。わが家の敷地はその10分の1にも満たないが何匹かがわが家の下を動き回っていて、それらのうちの1匹が今回の死骸のようなのだが、勢力争いに負け地上に追い出されたりして餌がなく餓死したのかも知れない。


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