屋久島生活の断片・日誌編
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No.186  シカのこと H18.02.27)

2月の17日の夕方のこと、散歩で近所の牧草畑横の道を歩いていたら、シカが二頭こちらの様子を窺っている。そばの家から数十メートルくらいしか離れていない場所である。家の裏側の空き地に雑木が生えており、畑との境界あたりはカヤあるいはススキや竹に似た背の高い草が茂っている。この時期人家近くのこういう場所に隠れながらエサを探しているのかもしれない。

 左上のところにも1頭移っているが、
 その後ろ数十メートルのところに人家
 がある

 写真の左の方に県道に通じる道路がある

  (畑の小道から撮影)

一頭は道路そばの茂みの縁にいてもう一頭は畑の小道にいる。小道のシカに私が近づいていくとちょっと逃げては止まって振り返る。それを何回か繰り返しているうちに、茂みの縁にいたもう一頭が出てきて二頭で白い尻を見せながら奥の茂みに逃げ行ってしまった。

2月の上旬にはタンカンの摘み取り式が行われ、いまはタンカンの収穫時期である。ジャガイモももう収穫時期になりつつあるようである。その他にも栽培しているものはあると思われる。シカが里に出てきて何を食うのか知らないがシカが農作物を荒らすようである。この時期シカの有害駆除をするというのが恒例になっているようで、集落放送で注意しろとの予告があった。今年は18日と19日の土日がその日だったが、当日近辺で猟犬の声や銃声を聞かなかったから、あの2頭はまだ隠れているかもしれない。

話し変わって、タヌキのことである。最近屋久島に生息していないはずのタヌキが出没し農作物に被害が出ているとか、生態系を乱すとかいう話題を耳にするようになった。以前いないはずのタヌキが車に轢かれたという報道か何かがあった記憶があるが、いないはずのタヌキがここのところ数が増えて問題になっているようである。

2月に配られた町広報誌あるいは同時配布の資料によれば、タヌキを多数捕獲してDNA鑑定したらみんな親子きょうだい関係だったということである。誰かがつがいを持ち込み放してしまったものが増殖してしまったようである。噂によると、何処の誰がやったのか既に判明しているらしい。役場はそのタヌキ対策で手一杯で今も我が家あたりでたくさん出るヤスデの対策には手が回らないそうである。

補足: また駆除の日のこと  (H18.03.06)

事前に放送があって、4日と5日もシカとサルの有害駆除実施ということだった。今度は我が家でも猟犬の鳴き声が聞こえた。


 
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