My logbook : 屋久島暮らし残照録  
  Home > 目次 > 記事  
  偏見ご免のたわごと編:  No.188
新潟付近で大雪で車立ち往生_EVは大丈夫か 2022.12.21
  12月20日ころの寒波による日本海側の新潟付近で大雪で国道などで車が立ち往生しているニュースを見て思ったことである。EVは寒冷で電池の性能は落ちるし、充電しようにも充電施設は十分でなし、充電にも時間がかかるので長時間雪の降る寒さの中で立ち往生となると充電切れで凍死の危険があるのではないかということである。また除雪がなされて通行可能になっても充電切れの多数の車が動けなくなっているとEVを除去しないと渋滞は解消されないという問題も出て来る。

中国で毎年恒例の大量帰省が起こる時期に、EVは帰省所要時間がガソリン車より倍以上かかったという記事を見た記憶がある。電池切れしそうになって充電しようと充電ステーションに並ぶのだが充電に時間がかかるから充電待ちの車が長蛇の列をなしてその待ち時間も長くなって、結果帰省時間がとんでもなく長くなったということである。中国では大雪で車が動けなくなることはないからEV化が進んでいるのかも知れないが、それでもEVに疑問を持つ状況が発生していたようである。

私が今回のニュースを見て思ったのは立ち往生した車の中にEVもいたのかということである。報道ではそういう話題はなかったので気になっていたのだが、EVのひとはその問題点を理解していて運転を控えていたならそれを承知でEVを購入しているのだから素晴らしいことである。大雪で立ち往生したときはガソリン車など内燃機関駆動の車の方が燃料満タンにしておけばかなり長く暖を取りながら渋滞解消待ちが出来る。燃料がなくなって来ても近くのガソリンスタンドから携行缶で補充してもらえるくらいガソリンスタンドはある。充電は電気を携行して補充出来ないからEVはそういう融通性がない。多分雪国のひと達にそういう認識は行き渡っているのかも知れない。

わが家の車はe-Powerだが、こういう車ならガソリンを満タンにしておけば大雪で立ち往生しても多分大丈夫だという気がしているが、世のハイブリッド車にはその方式がいろいろあるようでどの方式なら大雪で立ち往生しても大丈夫なのか比較評価した結果を見たいと思っている。また世のEV各車種は大雪で立ち往生してもどのくらいの時間大丈夫なのかも知りたいと思っている。世の潮流はEV化のような印象があるが、EVがいまのガソリン車並みに動力源確保性や立ち往生耐久性その他で遜色ないかどうか知りたいと思っている。


(関連記事)
屋久島方丈記・偏見ご免のたわごと編:
  No.495  離島ではEVよりHVか_屁理屈をこねる  (2018.12.24)
屋久島暮らし残照録・偏見ご免のたわごと編:
  No.048  自動車電動化_温室効果ガスを実質ゼロの象徴のようだが  (2020.12.14)

  No.254  駐車中冷房が効かない_電動車の歴史の浅さを疑っていたが  (2023.10.02)
. 
 
  back