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  日誌編:  No.078  
梅雨入りして目立った庭の花_小ぶりの花が大きくなったり 2021.05.31
 
気象台の発表によれば九州南部の梅雨入りは5月11日ころだったようである。平年より19日早く統計史上2番目に早い梅雨入りだということである。ちなみに昨年は5月30日ころだったということである。

梅雨入りになって雨の日も続くようになって、何となく庭の花が元気になったり今年初めて花芽が出て来たりしているような印象である。自分がただそう思って見ているだけかも知れないが、梅雨入り後目についた花のいくつかを写真に撮ってみた。

写真:1 ハイビスカス 写真:2 クチナシ(左) ゲットウ(右)

「写真:1」は、それまではまだ生きていると言いたげに数もちらほらと小ぶりの花をつけていたハイビスカスが、大輪になって咲き始めた感じがしたものである。全てどこかの家で剪定していたとき枝をもらったか、道端の空き地に捨ててあった枝を拾って来て挿し木したものである。ネットで見てみてもどの花がどういう名のハイビスカスなのか私にはよく分からない。ただそこら中にあって冬になると葉が茶色くなる野生種らしきハイビスカスよりはきれいなので庭に植えてある。

「写真:2の左」は、クチナシである。クチナシはわが家の防風林の中に実生で芽を出した木を庭の隅に移植して大きくなるのを待っていたら、その木が昨年梅雨入りしたとき初めて花をつけた。その数は数えるほどだったが、今年は梅雨入りしてから多数の花をつけた。

「写真:2の右」はゲットウ(月桃)である。ゲットウは妻が花の風情が好きだと言って友人から株を分けてもらって植えておいたものである。植えてから何年かは花が咲くのが見えていたが、そのうち前の木が大きくなり見えにくくなっていた。それが今年は前の枝を払ったのでよく見えるようになった。ゲットウの葉っぱは甘くさわやかな香りがあり成分が消臭や殺菌、防虫に効果があるそうである。また精油を抽出してアロマオイルや香料として利用されているそうである。私は花が匂うのだと思っていたのだが、葉が匂うようである。

写真:3 レインリリー 写真:4 原種系アルストロメリア・プルケラ

「写真:3」は、レインリリー(学名ゼフィランサス)である。このピンクの花はサフランモドキと言われたりしているようである。これも道端に咲いていた株を抜いて来て植えたものである。種が飛んだのか植えた場所以外にも広がっている。レインリリーは花色が白、ピンク、黄色、オレンジなどがあるが、雨が降るとその水分が刺激になって花を咲かせるのでその名がついたそうである。わが家にはタマスダレと言われる一般的な白色のものもある。

「写真:4」は、原種系アルストロメリア・プルケラらしい。そして原産地は熱帯アメリカらしい。梅雨入りしてから花芽が出て来た。我が家のものは赤と緑が濃くどぎつい感じがする花の先端がちょっと開く感じになるが、ユリのようには開かない。道端に咲いていたのを抜いて来て一本庭に植えたのだがいまは蔓延るまでになっている。 園芸種はユリズイセンと言われているようでネットで見る写真では、白、オレンジ、ピンク、赤などの花色がありユリのように開くようである。


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