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  日誌編:  No.244  
雨の時期の花_印象に残った夕方のハマユウ 2023.08.14
 
雨の時期にはハイビスカスは枝も伸びて来てそれまでに咲いていたよりも大きめの花が咲くようになる。月桃も花を付ける。レインリリーと呼ばれる花は雨が降るとそのあと花芽が伸びて花が咲くのだがそこに雨が降ると上を向いて咲いていた花がその雨を受けてすぐ倒れる。雨の季節はそれを繰り返している印象がある。


わが家には庭の縁にハマユウが生えていて、雨の時期に花をつけ始め萎れてはまた次の花をつけと秋ごろまで何回か花を付ける。わが家のハマユウは散歩でどこかの道端に落ちていた実を拾ったのを面白半分に庭の縁に埋めてみたら芽を出したものである。

いつもは葉が茂って来ると通るに狭い敷地の縁の剪定などに邪魔くさいのであまり花には関心を払っていなかったのだが、今回雨上がりのあと咲いた花を夕刻暗くなり始めたころ見たら何となく目を引き付けられた。暮れかかったなかで先端部が反り返り広がった白い花びらと細長く赤紫っぽい花糸の先端にT字状に花粉袋の黄色っぽい葯のついた雄しべの対比が綺麗に見えたのである。その姿を写真に撮ってみたのだが見たときの印象のようには映っていない。

ハマユウはヒガンバナ科・ハマオモト属ということである。わが家にも何年か前まで白い花のヒガンバナが咲くことがあったがいまは消えてなくなってしまった。赤い花のヒガンバナと黄色い花のヒガンバナ(ショウキズイセン)の交配種が白い花のヒガンバナということだが弱いということだから消えてしまったようである。私は地味な白い花のヒガンバナについてもハマユウ同様あまり綺麗な花という印象がなくいままであまり関心を持って見ていなかったが、ヒガンバナとハマユウは似た形の花を付けるようである。

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