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  日誌編: No.243  
  2014.09.15  クロマチックハーモニカと保温保管器  
 
 
クロマチックハーモニカをやり始めた経緯は後述するが、クロマチックハーモニカは構造的に結露の影響が出やすいので吹く前に人肌くらいに温めてと教本にあって、私の場合高音側で結露の影響が強いようである。一応練習前に脇に挟んだりして温めているのだが、吹き方が悪くてツバを吹き込んでいるのかこの夏の暑さの時期でもすぐ結露の影響が出る。その対策にハーモニカを保温・除湿すればよかろうと思い立って何か良いものはないかと探したら、人肌くらいに保温するものとして赤ちゃん用グッズ「おしりふき保温器」を見つけた。吹く1時間前くらいから電源を入れ温めると相当長く支障なく吹けるようになった。また夜間保管中は電源は切っておくが中に吸湿剤を入れてハーモニカ内部の湿気を吸湿させるようにしている。

おしりふき保温器 ハーモニカ保温保管器としての使用状況

さて、クロマチックハーモニカを始めるに至った経緯である。従来、私が見たことがあるいわゆるハーモニカは複音ハーモニカだったから、今年の2~3月ころハーモニカを始めるにあたっては迷うことなく21穴複音ハーモニカ・C調を購入した。そして入門教本で練習を始め、自分が聞いたことがある好みの曲を選んで練習していた。それらの曲を表現は別にして自分なりに音符をなぞって吹けるようになったら、ちょっと欲が出て、TVでよく流れる「花は咲く」を吹いてみたいと思うようになって、その曲の入っている複音ハーモニカ・クロマチックハーモニカ両用の楽譜集を購入した。

複音ハーモニカとクロマチックハーモニカの音域

「花は咲く」は楽譜にCとなっていて私の持っているハーモニカで問題なく吹ける曲だったが、楽譜集の他の楽譜にこれも私が吹いてみたいと思う「川の流れのように」もあった。ところがこの曲には半音が使われていて楽譜にFとF#とあるので複音ハーモニカなら別の調子のハーモニカが必要らしい。複音ハーモニカは調子ごとにそれぞれ専用のハーモニカがあって、例えば一つの曲で2本のハーモニカを持って移し替えつつ吹かないといけない曲もあるらしい。ネットで見たところでは、初心者でもC / G / G# / A / A# / Gm /Am の7本くらい揃えたらという記事があった。

私は持っていた複音ハーモニカの音色は気に入っていたのだが、複音ハーモニカは一本で楽しむには制約がある不経済なハーモニカのようである。そこで調べてみたら半音がついたハーモニカつまりクロマチックハーモニカなら一本ですべての調子の曲に対応できるようである。そこで3オクターブの12穴クロマチックハーモニカを購入した。教本も購入したら、練習曲にそれでは低音側が足りない曲があったので大は小を兼ねるだろうと4オクターブの16穴のものも購入してしまった。(後追いの知識だが、大体は3オクターブ半の14穴一本で間に合うらしい。)

そして以後クロマチックハーモニカを練習してきているのだが、一番高いオクターブの音が上手く出ないことがかなりというかほとんどというかある。私が考えるにひとつの原因としては、複音ハーモニカでは左右の手で対称的に保持するので左右に移動させるのに問題はないが、クロマチックハーモニカでは右手人差し指でレバーを押せるように斜めに保持するので、右手が無意識に邪魔になって右の高音側の移動量が意識しないと少なめになってしまうからのようである。そしてここからは最初の結露し易いというはなしに戻って繰り返しになる。音が上手く出ない原因にはクロマチックハーモニカが構造的に結露の影響が出やすいということもある。教本に吹く前に人肌くらいに温めよとあるのだが、私の場合高音側で結露の影響が強いみたいで吹き始めてしばらくすると詰まったようなおかしな音になる。

一応練習前に脇に挟んだりして温めていたのだが、吹き方が悪くてツバを吹き込んでしまうのかこの夏の暑さの時期でもすぐ結露の影響が出る。その対策にハーモニカを保温・除湿すればよかろうと思い立って何か良いものはないかと探したら、人肌くらいに保温するものとして赤ちゃん用グッズ「おしりふき保温器」を見つけた。吹く1時間前くらいから電源を入れ温めると相当長く支障なく吹けるようになった。また夜間保管中は電源は切っておくが中に吸湿剤を入れてハーモニカ内部の湿気を吸湿させるようにしている。

補足1: なぜ高音が出にくかったのか_理由の一つ
私の持っている教本には、唇の内側1cmくらいのところを巾着袋の口をギュッと締めるようなイメージですぼめ、唇の上下は力を抜くとある。またそういう状態でハーモニカをパクっと咥えるとある。そういうつもりでやってみるのだが高音になると音が出にくい。複音ハーモニカでは、私はガバっと咥え唇や頬の力を抜いて吹くがそれで上手く行っている。左右と音が混じらないように無意識に唇のかたちを調整しているものと思われる。ところがクロマチックハーモニカになって教本のようにしようと意識すると巾着袋のイメージでというのとパクっというのが災いしてしまったようで、息が細くなってしまうようである。複音ハーモニカは薄いのにガバっと私は咥えているのに、それより分厚いクロマチックハーモニカをパクっというのはおかしいと気づいて、複音ハーモニカを吹くとき以上にまずガバっと咥え、唇のかたちは左右の音が混じらなければよいのだと無意識に任せて吹いたら音が出やすくなった。お上品にパクっと咥えるのではなく、大いにガバっとまず咥えるというのが私の得たコツである。

補足2: 高音が出たというカスタマーレビューを見て(2014.09.22)


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