私の持っているクロマチックハーモニカはSUZUKIのSCX48(12穴)とSCX64(16穴)である。衝動的に16穴も購入してしまったが、最近ほとんどの曲は12穴で間に合うので、それで吹ける曲しか吹かないと決めれば12穴のハーモニカで十分だと思うようになった。そしてSCX48でもっぱら練習している。
そして高音がやっと出るようになったが、いつも出るということもなくまた無理して出している息苦しい感じの音がする。要は高音がうまく吹けないのである。そこである日ネットで高音が出ないなどの語で検索した記事の中に、HOHNER
スーパークロモニカ 270/48 Key:C(12穴)を購入したひとのカスタマーレビューがあった。
その人はSUZUKIのSCX48を吹いていたのだそうだが、2穴と8~の高音部が吹けなくて、ハーモニカのせいなのかと(そのひとの表現では、自分の未熟さを棚に上げて)、ホーナーのロングセラーモデルでクロマチックハーモニカの代名詞的存在になっている(そのひとの表現では、やっぱりドイツ製で木製ボディーだよねって)スーパークロモニカ
270/48を購入したそうである。クロマチックは個体差も大きいと聞いていたのでたまたま当りだったのかもしれないが、そのハーモニカでは吹けなかったところも軽~く音が出たそうである。
その記事を見て、私はまた衝動的にHOHNER スーパークロモニカ 270/48
Key:Cを注文してしまった。そして届いて吹いてみたらSCX48よりは音を出しやすい感じである(音質はSCX48の方が私の好みに合っている)。しかし、高音のドレミファソラシドをそれだけ順に吹くときはそれなりに音は出るが(SCX48では12穴目はスースーするばかり)、曲を吹くと高音が上手く出ないことがある(同じく10穴目からだが、SCX48では程度はもっと悪い)。曲を吹くと中音域から高音へと移動したりするときに、唇あるいは口内の舌の位置やかたちなどを上手く変化させられないからかという気がする。吹き方に開眼するまで練習するしかなさそうである。
私はアーティストではないので、吹きにくいものを吹けることを誇る気持ちはなく、気に入った曲(大体は低音側はミから高音側はファまでの曲が主)をちょっとした努力で吹いて楽しみたい。まがりなりに自分で納得する質の音を出して自分流の拙い表現で吹きたいだけである。音が思うように上手く出ず挫折してハーモニカを仕舞まい込まないように、音が出にくいところもあると注釈の付かないハーモニカがないものかと思いつついまは練習している(多分入門者用のコメントだろうが、教本には大体高音などで音が出にくいところがあると書いてある)。
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屋久島方丈記・日誌編:
No.243 クロマチックハーモニカと保温保管器 (2014.09.15)
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