My logbook : 屋久島方丈記 
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  たわごと編: No.200  
  2013.12.23 薬剤で排尿障害が起きた気がする  
 
  糖負荷検査をするために一泊設定になっている人間ドックへ行って一連の検査と胃と大腸の内視鏡検査を受けたあとの夜中、尿意を感じトイレに行って立って排尿しようとしたらタラタラと何滴か出るくらいでほとんど出てこない。便器に座って下腹に力を入れ何回もチョロチョロ出さなければならなかった。病院へ来るまでは支障はなかったのだから検査に起因するものだと思い何とかしなければと焦ってしまった。入院中突発異常が発生したのだから何らかの不安解消の対応をしてくれるだろうと夜勤の病棟看護婦に連絡したのだが、人間ドックで来ているのだから病棟看護婦には関係ないというような対応をされてしまった。

突発異常なのだから融通を利かせて何とか対応をと言ったのだが、朝人間ドック担当者が出勤したら連絡すると言うだけだった。人間ドック担当者が出勤してきて担当医師と相談してくれたようで病院の日常営業が始まって一番でウロなんとかいう尿の出方検査と残尿確認をしてくれた。立っての排尿の勢いは夜中より少し良くなったとは言え時間がかかってチョロチョロだった。しかし残尿はなかった。人間ドック結果説明ではなんでこんなことになったのか説明はなく、私も聞く余裕がなくその日は排尿し易くする薬を処方されて帰宅した。

家に帰ってから、なぜ突然発生したのか気になって、もしかしたら薬の副作用かとネットで関連情報がないか調べてみた。病院で検査時に体内に入るものと言えば多分内視鏡検査に関わる2リットルの下剤みたいなものと点滴および胃の検査時の泡消しと喉の麻酔の薬そして内蔵の動きを抑制する薬が考えられる。そしてそれらに関係しそうな記事のなかに、抗コリン剤について副作用があるので胃の検診ではあまり用いないとあったが大腸の検診ではそういう記述は見当たらなかったので大腸の動きを抑えるために抗コリン剤を用いざるを得ないのかもしれないと思わせる記述があった。

そして抗コリン剤の副作用として挙げられているなかに、排尿障害(尿が出にくい)という項があった。また前立腺肥大などの患者や高齢者には偶発症防止の観点から従来から抗コリン剤ではなく、グルカゴン製剤が使用が望ましいとされているという記述もあった。私は前立腺肥大の既往症があり72歳である。それで抗コリン剤が用いられたのかどうか気になってしまった。

また私は何年にもわたって高血圧症ということで毎日朝夕血圧を測定している。その血圧が人間ドック受診後高めの傾向を示すようになるのが昨年来気になっていた。それも人間ドックでの薬と関係あるのではないかと言う気がしていたのだが、記事のなかには抗コリン剤の副作用のなかに高血圧の項もあった。また抗コリン剤を回避すべき疾患として高血圧症・不整脈・虚血性心疾患・緑内障・前立腺肥大が挙げられていた。

そこで病院の人間ドック担当部署に、血圧の記録データを渡し人間ドックと関係あるのではないかと訴えたら、血圧の測定法が悪いのではとか何とか言ってはぐらかそうとする。相談料を払ってでも見解を聞きたいと言ったのだがいなされて、医師に聞く機会があったら聞いておくということだった。その後泌尿器科を受診したら内視鏡検査時の薬で排尿障害が出ることもあると言われた。私の場合そうだとは言われなかったが、もしかしたら抗コリン剤の可能性もあると思って、また人間ドック担当部署にどうなのか聞きに行ったらうるさがられて投書したらと言われ、投書箱に排尿障害と血圧についてどう考えるのかという投書を入れた。その後ひと月半くらい経つが反応はない。

昨年の人間ドック受診前後の血圧データ
(直線は月間平均)

いままでもいろいろ理由をつけているが、人間ドックを受診するのはなぜかとここに来て考えるに、当初は親の早死と同じ病気をおそれてのことだったが、いまは身体の経年変化を確認するのが主である。特に悪い傾向が出初めていないか、悪い方向へ変化していないか、そしてどう暮らしていけば悪化を防いだり苦痛・不快に悩まされないかの示唆を得ることである。勿論いつ死んでもおかしくない歳になったのだから人間ドックやちょっとした不調かと思っての受診で重大な異常が見つかるかも知れないが、それについては苦痛・不快のないQOL維持の暮らしができる対症療法でよいのではという気がしている。またおおごとではなくとも今回のような薬やその他の気にかかることについてはプロの見解での不安解消や改善の示唆あるいは対応を期待している。病院でも分からないことはあるのは承知だから、クレーマーではない私は誠実な情報や対応があれば納得し安心できるのである。


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