屋久島生活の断片・偏見ご免のたわごと編
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No.300 老後資産運用のこと  (H21.03.30)

田舎に引っ込んで何もせず年金で食いつなごうとすれば、気になるのは世の中の経済の動きである。私は屋久島に移住してから世の中の経済の動きを知るために日本株式のインデックスファンドとドルおよびユーロ(初めは仏フランと独マルク)の外貨預金を保有しさらには純金積み立て(月3000円)を継続している。そしてそれらの値動きを日経新聞で毎日チェックしている。少額ずつではあるが自分が実際に保有していないと実感が湧かないと思ってのことである。

最近インデックスファンドの口座のある金融機関から底値になってきたようだから買い増ししないかという誘いの電話がかかってきた。私は資金が無いし保有目的が経済変動の波を実感するためだからと断った。経済が成長あるいは好景気が続けばインデックスファンドでもその他のファンドでも収益は上がるが、保有していて今のような状況になれば長期保有の値上がり益を期待していても下手をすれば元本割れでは何のための老後に向けた投資なのか分からない。だから私は経済指標として見るためくらいしかやっていないのである。

老後の資金に余裕があって、ギャンブルですってもなんでもない金があるならどんなにリスクが高くても心配ないからなんでもやればよい。多分株のような毎日の経済指標を動かしている取引はリスクを我慢できる組織や人間がやっているのである。私のような損をしたら後が無い人間は直接やらないというかやれないものである。

ということでプロにお任せあれと投資信託勧誘のはなしが時々来る。その一つが先のインデックスファンドの勧誘だったわけである。私は投資信託をあまり信用していない。プロと言いながら経済指標が低下すると市場低迷に影響され成績が低下しましたと言って来るのである。そしてまた投資の初めに開始の決定は自己責任、自分の判断でお願いしますと言っていたものである。

どうもプロにお任せとは、少額で投資が出来なくてもそういう人を大勢集めて一人で出来ない投資を代りにやってあげるというくらいのようなのである。経済の変動に対処できる運用方法を持ってやってはいないようである。会社に創業以来の長年のデータとノウハウの蓄積があるはずなのにそれを活用して運用方法を編み出していると思えない。

私の思う老後資産運用の投資信託の要件は、可能かどうかは知らないが例えばオープン投信で5年間解約ペナルティとあれば5年以上持っていれば いつ購入していつ解約しても変動含みでそれなりのプラスの成果が出る確率が極めて高いことである。極めて高いとは、過去のバブル崩壊や恐慌時を含む時系列的市場データで運用方法を検証して長期保有ならトレンドは上向きで最悪でも資産は減らないということである。

20年位前だったかバブル崩壊後にも老後の金融資産運用にこれこれの投資信託はどうかと勧誘されたが、それらはほとんどが成績が振るわない。老後の資産運用をと言いながら老後をおびやかすような運用方法をとっていてその後のバブル崩壊対応などに耐え得ないものだったということである。私はべらぼうな成果がでなくてもよいが老後現金化必要時に生活を脅かすことのない商品設計が出来ないのかとプロ不信になっているのである。

むかしTVでどこかの証券会社のトレーディングルームが出てきて、ボードを見ながら後ろで歩き回っていたお偉いさんみたいなのがそれ買いだなどと指示しているのを見たことがある。多分株に限らず分散投資でそういうお偉いさんたちの頭の中の運用手法にそれなりの判断基準があって、今は組み合わせや運用手法をシステム化しているのだと思われるが、老後の資産運用をと言う投信でも過去に苦い目にあった経済変動に耐えられるかどうかは検証されていないと思われる。
 

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