屋久島生活の断片・偏見ご免のたわごと編
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No.49   ライフプランのこと (H13.04.30)

No.47 「田舎暮らしのコストのこと」 の続き話である。私が田舎暮らしをする為に早期退職を決心した条件の一つが、言わずと知れた経済的条件である。年金生活に入ってから以降一定の金融資産を維持できるとの見通しがたつ(判断基準達成)時が決心の時である。その時を知るために私は毎年ライフプランを見直し検討して来た。私は53歳で退職したが40台半ばから始めた。

ライフプランと言ってもそんなに複雑なことはない。表計算ソフトを使って作成前年の実際金融資産残高を起点として以降毎年の支出、収入、残高を小遣い帳のように時系列で並べれば良いだけである。ある年を例にとれば前年の残高いくら、当年支出とその残高いくら、支出後の残高の当年利息(最低レベルを想定し普通預金利率を適用)いくらでそれを合わせた残高はいくら、ついで当年収入とその残高いくらという順に記入する。70歳くらいまでの表を作る。

収入のうち年金収入に関してはプランの起点の年(つまり作成時点あるいは見なおし時点)で退職した場合の年金額が計算出来る表も別途作成しておく。毎年資格期間を更新しその年の標準報酬額を追加するとその年に退職をした場合の年金額がでる。

ライフプランをはじめて作成した年(あるいは作成後の早期に)判断基準達成の為に必要な支出の削減、退職後の収入増大の案などを考えては出来た表を修正していわゆるシミュレーションをして見る。例えば生命保険を掛け捨て医療保険に変更する、個人年金にはいる、家の住み替えをする、定年退職相当の退職金を貰う為子会社への転籍を希望する、それを何時やるなど検討する。その案を決めたらライフプランに組み入れる。そして実行したらその都度ライフプランに結果を反映させる。

以上のように毎年前年の金融資産実際残高を起点としてライフプランを更新していく。そして判断基準を満たしたら以降退職しても大丈夫ということになる。田舎暮らしに向けて行動を開始すれば良い。

毎年の表の起点となる金融資産実際残高(即ちその時点の蓄え)を増やすことができれば決心時期の早期化あるいは生活の余裕が期待できる。長期的観点からの資産運用も同時進行でやらなければならない。

No.47  田舎暮らしのコストのこと (H13.04.16)
No.52  金融資産形成のこと (H13.05.21)
No.74  投信のこと (H13.10.22)
No.300 老後資産運用のこと  (H21.03.30)


 
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