屋久島生活の断片・偏見ご免のたわごと編
                     Home > 目次_top  >  記事

No.176 屋久島(99):高速船のこと(2) H17.05.18)

九州運輸局が何の動きもしないでおくのかとおもったら、2月10日遅ればせながら鹿児島商船・岩崎グループ(以下岩崎側という)の鹿児島・種子島航路のサービス基準不適合に対し改善命令を出した。その後の動きである。

1: 改善命令のこと  (H17.02.12)

2月10日に運輸局から岩崎側に対し、サービス基準を満たすようにとの改善命令が出されたようである。

2: 共同運航のこと  (H17.02.17)

昨日のTVニュースで、サービス基準対策として岩崎側が新規参入会社・市丸グループ(以下市丸側という)に共同運航を申し入れていたが、信頼関係にないと断られたとのことである。

3: 陳情のこと  (H17.03.25)

昨日のニュースによれば、岩崎側の運航停止で影響を受ける業者など(岩崎グループの息のかかったところがまとめているとの噂もある)が、何万人かの署名を集め運航停止しないよう運輸局に陳情したらしい。岩崎側は運航停止のような市民生活に影響が出る処分はないと高を括っている節があるが、競合会社が営業している中ではルール破りは許容されないと思われる。岩崎側は自分の尻を自分で拭くしかないのではなかろうか。

4: 公聴会のこと  (H17.03.28)

改善命令への対応遅れで運航停止処分も視野に入って来たからか、運輸局がサービス基準に関する公聴会を開催したそうである。岩崎側、市丸側について今日実施されたが、続いて種子島、屋久島の5市町、他の海運会社および県を対象に行われるようである。

5: 業務停止命令のこと  (H17.04.26)

今日九州運輸局が岩崎側に5月25日から改善実施までの間ということで業務停止命令を出したとのことである。岩崎側は処分の取り消しを求めて提訴したらしい。私としては鹿児島・種子島航路が止まった場合の鹿児島・屋久島航路、種子島・屋久島航路の対応策が気になるが、まだ固まっていないようである。

6: 対応策のこと  (H17.05.03)

今日のニュースによれば、岩崎側が鹿児島本土・種子島間の新航路としてサービス基準の適用がない指宿・種子島航路(これに種子島・屋久島航路が付く)と鹿児島・屋久島間を直行便にするダイヤ変更を申請したとのことである。

7: 行政訴訟のこと  (H17.05.13)

岩崎側が起こした業務停止命令の執行停止申し立てと取り消しを求める行政訴訟について、福岡地裁は5月12日、「6月29日(フェリー運航開始予定日の前日)まで命令の効力を停止する」と決定したとのことである。

8: 即時抗告のこと  (H17.05.18)

今日のニュースによれば、九州運輸局が福岡地裁の業務停止命令差し止めに対し福岡高裁に即時抗告したとのことである。業務停止命令開始前日の5月24日までに判断がでるらしい。

No.167 屋久島(93):高速船のこと(1) (H17.02.07)
No.178 屋久島(100):高速船のこと(3) (H17.06.03)
No.183 屋久島(103):高速船のこと(4) (H17.07.13)

No.193 屋久島(109):隠れ戦略のこと  (H17.11.07)


 
 Home   back