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いままでも何回か湿疹などで塗り薬を処方されて使って来たが、自己流で塗って来て何とか症状は治まっていたので塗り方についてあまり気にすることはなかったのだが、昨年1月の寒い時期に炬燵靴下をはいたところ下肢全体に湿疹が出て痒くなった。その痒さに耐えきれず掻いたりしたら赤く大きな湿疹やら小さな湿疹やらが出来て触るとボツボツするようになってしまった。
それで医者に行ったら保湿剤を処方されそれを自己流で塗っていたのだが、塗ると赤くなったり痒みを感じたりでこれは合わないのだろうと薬を変えてもらうことを繰り返して来た。そして1年近く経っても進展がなく下肢一面に湿疹が広がりなかなか治った感じがしない。ここに至って気になったことがある。薬の塗り方とその期間のことである。特に塗ってからの効果がどう出るのかその経過が知りたいと思ったわけである。
そこでネットで参考になる情報はないかと探していたら「痒みと湿疹に保湿剤_塗布後の一般的な経過」という記事を見つけた。それによると保湿剤を朝晩塗るとして以下のように書いてあった。
1.
初期段階(1~3日目):痒みの軽減が少しずつ感じられ、赤みや炎症がまだ目立つことが多いが、保湿剤によって皮膚の乾燥が軽減され痛みやヒリヒリ感が少し和らぐ。
2.
中間段階(4~7日目):痒みがさらに軽減し、湿疹の広がりが抑えられ、赤みが少しずつ薄くなり、湿疹部分が柔らかくなり始める。皮膚が少し剥けるような再生の兆候が出ることもある。
3.
回復段階(1~2週間):痒みがほとんどなくなり、湿疹部分が滑らかになって来て、色素沈着や薄い跡が残る場合もあるが、新しい皮膚が現れ見た目が徐々に正常に戻って来る。そのあとも保湿を続け皮膚が完全に再生するようにする。
これを見て私は塗って最初湿疹の赤みが強くなったりしたのでこれは合わないと思ったのは効き始めの兆候を薬による悪化のためと勘違いしてしまっていたのではないかということである。勘違いしてはその他の薬をいろいろ試して来たのだが、医者が最初に処方してくれたものを正しく塗ってみるのがよいのではないかと思い至って途中で止めて残っていたその薬・保湿剤をネット記事にあるようにある日から塗り始めた。
初めは赤さが目立つのが気になったが、日を重ねていくうちに赤みが薄くなったり一部はふくらみが消えて薄茶色っぽく見えるところも出て来た。朝と夕に保湿剤クリームを塗ってチューブ1本4~5日くらいでなくなるのだが4本使いきったくらいの時には薬を塗る直前には湿疹部分が滑らかで薄茶色に見えるようになったが、薬を塗ると赤くなって目立つようになるし、旧い皮膚が剥がれるのか擦る手のひらにざらざらするのを感じる。そして時間が経つと赤い色とふくらみが薄くなって行くようになるまでになった。
その後も保湿剤を塗り続けていたら、いまは引っ掻いた跡と思われるところがいくつか径1cmくらいの茶色のボツボツが残るくらいになった。その部分は普通の肌に戻るまでまだ塗るとして、他の部分はときにポツンと赤くなるところがあるがそのときどき塗ればよい程度なのでほとんど治ったものと思われる。
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