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  偏見ご免のたわごと編:  No.347
企業・団体献金_与党にするのが効率的だから  2024.12.12
  私は企業・団体献金は透明性と適性性が確保されていれば認められてよいものだと思っている。個人はそのひとの個人事情で政治に対する意見を持っている。だからその意見を考えてくれそうな政治家などに政治献金をするわけである。また企業・団体は個人献金をするそれぞれの個人たちがそこで働いているわけで、その企業・団体としてその仕事について政治に対する意見をもっている。その意見を考えてくれそうな政治家などに政治献金するわけである。個人と企業・団体は生活に関する意見とその生活を支える稼ぎに関する意見を個人それぞれとそれらの個人の集まりとしての意見を政治に反映させてほしいわけである。

私は、企業・団体献金はそういう性格を持っているので禁止するということになると社会の政治的意見の反映は片手落ちになると思っている。また企業・団体がその意見を考えてもらうために献金するとなればそれが反映されやすい与党に集中するのは当然のことである。いまの野党が与党になればいまの野党に献金が移って来る可能性がある。野党では企業・団体の意見を考え政治に反映される可能性が低いから企業・団体が野党に献金する気にならないだけなのである。私の感じでは野党が企業・団体献金禁止を言い募るのは与党になれない野党の引かれ者の小唄みたいな印象をぬぐえない。


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