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スズメバチトラップに掛かるのはスズメバチばかりではない。今回は5月21日に掛かったムシである。いままでにも何回も掛かっているのだが今回なんというムシか気になって調べてみる気になった。
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(片方の触角は多分トラップから出すときに切れて短い) |
ネットで触覚が長くコオロギみたいなムシで探してみたら、カマドウマかコバネコロギスのようである。そしてスズメバチ、ゴキブリやカマドウマの仲間はどれも樹液などの発酵した食べ物が大好きな昆虫だとスズメバチと同列に挙げてあった。
それくらいだからスズメバチトラップに掛かるのかと思って、まず屋久島に分布するカマドウマではどんなのがいるかと見てみたらはヒメハヤシウマとヤクハヤシウマとあったが、写真を見たら全然印象が違う。そこでコバネコロギスを見てみたら取った写真と似た写真もあったので、多分コバネコロギスだと思われる。
コロギスはコオロギとキリギリスの中間的な分類に属する。コバネコロギスはそのコロギスの一種でバッタ目コロギス科の昆虫で鱗片状に退化した小さな羽を持つコロギスの一種ということである。そして屋久島にも分布しているそうである。樹液や蜜や果実その他甘みのある物を好んで摂取するとあるからそれでスズメバチトラップに掛かったということのようである。
わが家ではときどきコオロギみたいなムシを室内で見つける。比較的小さく褐色で軟らかいので私はヤワラカコオロギと呼んで、見つけたら捕まえては捨てたりしているのだが、これはカマドウマの一種かも知れない。
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屋久島暮らし残照録・日誌編:
No.303 ベニカミキリか_スズメバチトラップに掛かっていたムシ (2024.05.27)
No.318 カブトムシ_スズメバチトラップに掛かった (2024.07.29)
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