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ヤンバルトサカヤスデが出るようになって久しい。わが家にも出始めてからはスーパーで売っている粉薬やネットで探して購入した粉薬を使っていたのだが、もっと効果のあるものがないかと名は忘れたが多分ネットで探して液剤を購入して使ったことがある。その液剤の使い方が悪かったのかも知れないが、下肢がかぶれて湿疹が出て2回で止めてしまった。そのあとは役場で駆除剤を無償配布してくれることを知りいままで使用して来た。初めは砂に粉をまぶしたような茶色、次にこれも砂に粉をまぶしたような緑色の粉末剤、そして最後は白色の粉末剤になった。
私の感じでは、砂まじりでない白色が比較的よく効く感じがしてそれになってからはヤスデが出るシーズンになるとずっとその粉末剤をコンクリ基礎の下端部に撒いて来た。雨がよく当たる場所は撒いた粉が流れてしまうのだが、流れにくい場所には薬剤の粉がこびりついて消えない。長い年月の間にその粉の溜まった部分に緑がった苔が生えて乾燥した季節には黒っぽくなるが雨が降ったりして湿るとまた緑になったりする。範囲がそんなに広がらないうちはそれをあまり気にしないで過ごして来たのだが、昨年あたりからそこが苔で薬剤の臭いが強調されたような何となく不快な臭いがを発しているのが気になるようになった。
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左: 不快害虫殺虫剤と散布用噴霧器
右上: 苔を剥いだ下部と薄い苔の残った上部(基礎コンクリ縦壁)
右下: 白っぽい部分が厚い苔を剥いだ痕・周縁部分が黒っぽくなっている |
そこでその苔をスクレーパーでそいだのだが、白い粉の層の上が苔むしたような感じになっていてそれを剥がす作業でそこから悪臭が広がった。その臭いは実際はどうだったか定かではないがひと月以上臭っていた感じがするくらいなかなか消えなかった。それでこれからは粉末剤は止めてまた液剤にしたいと思うようになった。
初めての液剤使用のときは、液剤を購入し除草剤を散布する大きな噴霧器で撒いたのだが散布の勢いがありすぎたのかも知れないという気もしていたので、今回の液剤購入に際しては、液剤と専用噴霧器のセットを購入することにした。手動ポンプ加圧式で噴霧の出方も優しい感じで飛び散らない。液剤は乾燥してその痕跡は残らないが効き目は1ヶ月は持続するということである。そして苔も生えないと思われる。散布に当たっては以前の教訓を生かし防護にはゴム手袋、マスク、眼鏡着用でやることにした。いまはもうかつてのようにヤスデは大量に出ないのだが、11月のある日寝床に1匹出たのを機に散布したらそのあと日によってヤスデの他にムカデ、ゴキブリの死骸も転がっていた。
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動きが弱っているがまだ生きているムカデも |
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屋久島生活の断片・日誌編:
No.127
ヤスデのこと(2) [2003(H15).08.25]
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No.378 ヤスデの出る時期になった_完全駆除は不可能か (2016.12.05)
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