私は移住当時も禿げていたのだが、いまはもっと進行して磯野波平に似たくらいの禿げ具合になっている。そして新型コロナウイルス騒動が始まる直前ころに理髪店に行ったときに刈ってもらいに来るのも気休めみたいかもと言ったことがある。そのときはいずれ自分の家で残った髪を妻に切りそろえてもらうことにしなければと思っていたわけである。
それが現実になったのは新型コロナウイルス騒動が始まったころである。それから私は理髪店に行っていない。それまでは移住以来ずっとある理髪店に数ヶ月おきくらいに行っていたのだが、外に出るのが怖くなって来たのを機に妻に刈ってもらうことにしたわけである。
刈るに当たっての道具は移住したころにいずれ使うことになるだろうと購入してあった。散髪マントも購入していたのだが、いざ使おうとすると小さめである。使おうと思えば使えるのだが子ども用だったのかも知れない。そこで大きいジャンボ散髪マットというのを購入していまは使っている。髭を剃るときに鏡に耳の横に反り返りはみ出した髪が映るようになったら刈ってもらうのだが、大体数ヶ月おきにやってもらっている。
妻は新型コロナウイルス騒動が始まってからは自分で鏡を見ながら整えられる範囲を自分でカットしたりして美容院に行く頻度を減らしていたのだが、昨年初めころからは私にカットを頼むようになった。以来、私がジャンボ散髪マットを付けた妻の髪をカットしている。だが妻は本当は美容院に行きたいわけである。5類相当になったとは言え、まだ当地ではコロナやインフルエンザが流行っているので注意と言われている。高齢者としては沈静化し安心して大丈夫となるまで極力感染機会を減らした行動をするにこしたことはないと自家美容院で我慢しているわけである。
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屋久島生活の断片・日誌編:
No.31 予約システムのこと(1) [2000(H12).12.03]
No.120 頭の形のこと [2003(H15).05.19]
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