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  日誌編:  No.248  
道路陥没の補修_無償でやってくれた 2023.08.28
 
わが家の北側の道路に2011年に車の通行に支障を来すような陥没が発生した。そこはわが家の敷地の東端側だから西側に出入り口のあるわが家の車が通行することはない。そこを通行するだろうひとが住む家は5軒、そこへ行く車は自家用と用事があって来る他のひとや業者の車が主に利用することになる。主たる受益者としてはその5軒だと思うのだが、陥没しても一向に対応する様子がない。そこでこの道路の管理をしているという土地開発業者に私が連絡をしたところ石まじりの土で穴埋めしてくれた。

ところがその土も舗装の下を流れる雨水で流れてしまい、翌2012年また穴が開いた。道路を造るとき大きな岩を砕いて敷きその上に土を撒いて平らにしてからコンクリで舗装してあるのでコンクリ下を流れる雨水で土が石の隙間を埋めるように流されなくなったからではないかと考えられる。そこでわが家の前の家のご主人を誘って空き地に捨ててあった砂利を運びその穴を埋めたのだが、その砂利も細かいので大きな石の隙間に入り込んで行くようで年を追うごとに地盤沈下して行った。

その沈下が大きくなったのが気になって区に相談したところ、区で他所の補修のついでということで開いた穴部分にコンクリを打ってくれた。それ以後しばらくはよかったのだがそのうちコンクリ舗装の下の土や砂利がさらに流れたようで車が通ると撓むのか、わが家が揺れるようになった。コンクリが割れ沈下するとその揺れが弱まったりする。2018年には気になって仕方がない状況になっていた。そういうことを繰り返していまに至るのだが、ここ数年通る車が底をこすったりへこみの端にバンパーを引っ掛け脱落に至るような状況も見られるようになった。


私はいままでに開発業者や区にはなしはしたが何回もとなるとなかなか動いてくれないようである。受益者が何か行動を起こすのではないかと見ていたのだが、今回も一向に動く気配がない。介護サービスの車や宅配便が通行に難儀しているようだし救急車もそろりと運転していたのを見たこともある。そこでお盆のころ私は費用を出すので土で埋めて欲しいと地元の土木工事会社・渡辺エンジニアリングに依頼した。そして8月23日社長さんが見に来てくれ、すぐ土で埋めてくれると言ってくれた。そして費用はいらないということである。そのあと1時間もしないで補修は済んだ。感謝・感謝である。次回がもし小規模であってもそのときは費用をとってもらいたいと思っている。


補足1: むかし習ったのは_マカダム工法
2023.08.30
むかし道路工学で砂利舗装の方法としてマカダム工法を習った記憶がある。この方法は直径約4cmの砕いた石を路面に敷き並べてローラーで締め固めさらにその隙間に小さな砕石を入れ砕石相互のかみ合せによって路面への高負荷に耐えるようにする舗装方法である。私はこの方法の知識しかないのだがそれから推察するに、下に何10cmもあるような石を敷きならべ土を撒いても道路は締まらない。わが家の前の道路が造られる経過を私が見ていたところでは、陥没した道路はそういうところの表面にコンクリを張っただけのそもそも道路設計の知識に欠けていたインダラ(インチキでダラシナイ)工法だったのではないかと思われる。

補足2: 家が揺れること変わりなし_土を撒いただけだから
2023.09.12
コンクリ舗装が陥没した部分に土を撒いて固めたので、道路は平らになった。そこで車はスピードを緩めず通れる。そのとき重いトラックなどが勢いよく通るとわが家は揺れる。陥没したコンクリ舗装の下は空洞になっているのだが、コンクリを剥いで空洞になっている隙間を埋めてはいない。コンクリは沈下して半分宙に浮いた感じになっている。そのコンクリは重いトラックなどが通ると撓み振動が発生する。それで家が揺れるのである。
そのうちまたその宙に浮いた感じのコンクリが割れさらに沈下する。そうするとまた通行に支障を来すへこみが出来て来る。いままではその繰り返しだった。

 
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屋久島方丈記・日誌編:
  No.40  道路陥没  (2011.03.14)
  No.561  車通過時の家の揺れ_敷地と道路舗装の縁切り必要  (2020.01.27)
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