屋久島生活の断片・偏見ご免のたわごと編
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No.119 屋久島(69):植物盗難のこと H15.05.19)

3月に聞いたはなしである。屋久島でなんとか植物と指定されているハマユウ200株くらいが植生地から盗まれたという事件があったそうである。新聞やTVで報道されたということだが、地方紙は取っていないしTVは見過ごしたらしく、私はそのとき人に聞いて知った。

地元の人間が掘ったそうだが、園芸業者が裏にいて買い取るということだったらしい。屋久島は世界自然遺産になってからか、移住してくる人が多い。そういう人が園芸業者に庭つくりを頼んだりするときに、屋久島らしい植物をというはなしが有ったりして、そういう事件になるのではないかということを言う人もいる。

大分前の話だが、あるホテルが進入路入り口脇にニオイバンマツリ数十本を植えた。それがある夜全部引き抜かれて盗まれてしまった事件もあった。警察にも届け、船などの交通機関も見張ったらしいが、犯人は見つからずそのままになったらしい。ホテルの園芸担当者が島内でどこかに植えたら自分たちには見分けがつくと言っていたが、目に付くものはなかったようである。ひそかにどこかの家に一本ずつ植えられているのかもしれない。あるいはひそかに島外に持ち出されてしまったのかもしれない。

これも最近聞いたはなしだが、島外の業者らしきものが、屋久島の植物を抜いて持ち出している節があるとのことである。ある人が家の周辺でカチカチという音が聞こえたので出て行くと見知らぬ人間が所有者の家がここにない雑木林で木の苗を掘っている。問いただすと所有者のいない雑木林でハマヒサカキの苗を採取しているとのことである。ここは人の土地だ。無断で取るのはよくないと言うとあわてていたらしい。

木の名前をいうにも地元の呼び名と違った名を言うところを見ると島外の人間だろうと、乗ってきた車を見ると春日だか春日部だかのナンバーで、鍬だかシャベルをしまうとき車のハッチを開けたら根に土のついた苗がいっぱい積んであったそうである。ナンバーを控えてあるので、また見たら警察に通報するつもりとのことである。その人の推測では、苗を採って行って少し大きくしてから屋久島の木だとか言って、都会でいい値段で売るのではないかということだった。


 
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