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  日誌編:  No.186  
スズメバチトラップ捕獲実績_2022 2022.12.12
 
わが家ではスズメバチは春冬眠から覚めて出回り始めて巣作りまでのころと思われる7月初めころまでに比較的多くトラップに掛かる。そのあとしばらく出回る数が少なくなって10月ころになってからまた春からの時期よりは少ないが多めに掛かるようになる。

多分トラップを仕掛けた成果として春からの捕獲で女王バチが減って働きバチが生まれる巣が減ったからではないかと思われる。主に秋からの捕獲はトラップに掛からなかった女王バチの巣の働きバチが主なのだと思われる。そして新しい女王バチが巣立ってどこかで冬眠に入るころには出回るスズメバチもいなくなるからトラップに掛からなくなる。そこで掛らなくなってかなりの日数が経ったらトラップを撤収しこの1年の捕獲実績を集計するのが例年の習いである。

 上: 今年の捕獲状況   下: いままでの毎年の捕獲数一覧

今年は4月12日に掛り始めてそのあと断続的からほぼ連日的に掛かるようになって、6月は17日までほぼ連日のように掛って69頭、そのあとからは出方が鈍り6月23日にオオスズメバチ1頭、コガタスズメバチ1頭、7月になって4日にコガタスズメバチ1頭、31日に1頭と1ヶ月余の間にたまたまの如く計4頭がトラップに掛かってから後は一ヶ月半くらい掛からなくなった。
(注: トラップに掛かったかどうかは毎朝チェックするので、当日掛かったとする数はほとんどが実際はその前日掛かったものである)

そして、9月12日にまた掛かり始めてコガタスズメバチ1頭、15日、28日、30日にもコガタスズメバチ各1頭掛った。9月の捕獲数は計4頭だった。コガタスズメバチについて見れば8月に出なくなり9月にまた出るようになるまでに約一ヶ月半くらいの休みがあったことになる。

10月に掛かったオオスズメバチの一例

そのあとは、10月15日にオオスズメバチが1頭掛り、10月19日からは連日掛るようになって10月はすべてオオスズメバチで計34頭掛った。オオスズメバチについて見れば7月に出なくなり10月にまた出るようになるまでには約3ヶ月の休みがあったことになる。

10月からオオスズメバチばかり掛ったのは、9月18日の台風14号直撃で木の枝など大風に煽られる場所にある他の種類のスズメバチの巣は破壊されてしまったが、オオスズメバチの地中の穴などに作られる巣は大風に煽られ破壊されることがなかったからと思われる。

オオスズメバチは10月31日まで連日掛っていたが、11月1日から掛からなくなった。そして6日また5頭掛ってからあとはたまに掛かって28日にも1頭掛ったのだが、12月になって急激に気温が低下し13℃くらいになる日もあったのでもう出ることはないかなと思いながら様子を見ていて朝に外気温11℃を記録した6日にトラップを撤収した。11月も掛かったのはオオスズメバチだけで10頭だった。 

そして今年はわが家のスズメバチトラップには、オオスズメバチ89頭、コガタスズメバチ147頭、ヒメスズメバチ16頭、全部で252頭掛ったことになる。秋になってからオオスズメバチだけが出回っていた理由が私の推測通りだったとすれば、来年はオオスズメバチの当たり年になるかも知れない。


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