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  日誌編:  No.159  
読書用グッズ_眼鏡をかけ無理ない姿勢で読みたい 2022.08.15
 
私は老眼で乱視もある。だから眼鏡をかけている。それでも眼鏡をする必要のなかった若いころはなんでもなかった小さな字が読みづらくなっている。ときどき新聞やネットで広告や書評を見て興味が湧いて買った本あるいは妻が買った本を読むのだが、文庫本や新書版で字が小さいと読みづらくて、拡大して読めばよいかと眼鏡ルーペを購入した。購入して分かったのだが眼鏡ルーペをかけただけではよく見えない。眼鏡使用者はその眼鏡をかけて眼鏡ルーペを使わないとダメなのだそうである。見えているものを拡大するのであって、よく見えていないものを拡大してもよく見えないということになるようである。

そこでいつもの眼鏡の上に眼鏡ルーペを被せて二重眼鏡にして本を読むことになる。私のいつもの眼鏡は遠近両用で遠くを見るときはレンズの上側、近くを見るときは下側を通して見るようになっている。その眼鏡で本を読むときは視線を下方にして読むのだが本と眼鏡の相対位置を上手く取らなければならないから読みづらい。そして二重眼鏡にした場合は遠の方で拡大されて見える感じになるのだが、うまく固定できずズレてきたりしてさらに気を使わないといけない。向きによっては首が疲れるし手で本を上に持ち上げれば保持する腕が疲れる。

上: 眼鏡ルーペ(白色)と普通の眼鏡
下: 書見台とブッククリップ(左は表側、右は裏側)

そこで、大分前に買っていたのだがあまり使っていないタブレット用スタンドを書見台にすることを思いついた。そうすれば机に手を置いて本を押さえておけばよい。そう思ったのだが、開いて平たくなる本はほとんどない。両手で押さえていないとならない。手は机上に置けるとしても両手で押さえていなければ本は閉じてしまうから姿勢が限られる。読みながら身体の向きを変えたり手を変えたり出来ないのもつらいので、それなら本を開いたままスタンドに固定すればよいのではと思って、何か良いグッズはないかとネットで探してみたらブッククリップというものがあった。

私は、本を開いたまま固定するものはないか探したのだが、見つかったこのクリップは本の片方の端を固定するもののようである。なぜ片方を固定するものでよいのかと考えてみるに、開いた本をそのまま固定するには左右両ページを一緒に固定しなければならない。だが左右ページで厚みが異なると固定がうまく行かない。クリップは二ついる。

また、本を読み進めばページをめくり再固定しなければならない。その度にクリップ二つをいじるのは煩わしい。そういうことなら一方をクリップで固定し他方を手指で押さえていて、ページをめくる度にめくったページをクリップで挟み直すのがよいということになる。そういうことでブッククリップは本の片方の端を固定するものとなっているようである。

自分でそう納得して、スタンドに本の片側の端をブッククリップで固定して、他方を手指で押さえながら本を読んでいる。首がくたびれないようスタンド高さや傾きを事前に調節しておくのだが、そのときどき使う手や身体の向きを変えたり出来るから、楽にはなっているようで一回の読書持続時間は伸びたようである。


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