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  日誌編:  No.130  
無機リン_高血圧とか腎臓機能低下のもととか 2022.03.07
 
2月上旬のある日、購読している新聞で「腎臓が寿命を決める(黒尾誠著・幻冬舎新書)」という本の広告を見た。サブタイトルには「老化加速物質リンを最速で排出する」とある。私は高血圧症だし血液検査で腎臓関係の検査値があまりよくない。医師からは塩分控えめとか腎臓関係では悪くしないように注意したらと言われ、自己判断で食事管理をしているので、タイトルに惹かれてその本を購入した。


この本によると血中のリンが多くなると腎臓がそれを輩出するように働く。その働きが腎臓の排出関連組織を痛める。またリンが多くて排出が間に合わないで残る血中の余分なリンで出来た物質が血管や心臓に蓄積されてくると高血圧や心臓機能低下の原因となる。その他の組織例えば脳などにも影響を及ぼす。それが身体の老化を進めるのだが、それが進行すると外見からも年より老けて見えるようになるらしい。

この本の著者は老化は無機リンが体内で老化加速物質になる。それが慢性腎臓病、動脈硬化、心臓病を引き起こすもとになるのだと言っている。リンを吸着し腎臓を通らず便として排泄する薬あるいはサプリを健康管理に使うことを主張しているのだが、厚労省はいまのところリン吸着薬は透析段階にならないと使えないことにしている。だから、なるべく過剰なリン(食品添加剤に多い)を摂取しないための工夫や血中の余分なリンを骨に封じ込め血中濃度を減らす工夫(運動)を勧めるためにこの本を書いたということである。

私たち夫婦二人は能天気だからか、いままでに何回も私たちの年齢を知ったひとからその年には見えないと言われたことがある。年相応がどういうことかは分からないが、外見ちょっと見では実際の年齢より若い印象を与えているようである。妻はそういうときありがとうと言って喜んでいる。私はバカだからそれなりの年には見えないんでしょとふざけては不興を買っているが、まんざら悪い気はしない。

本当に年より若く見えるということならば、私たち二人は老化が遅いということになる。でも私は高血圧や血液検査の腎臓関係の値が悪い。妻も最近血糖値が上がってきているし不整脈で通院し薬を服用している。腎臓機能が低下してそういう症状が出ていると思われるのだが、老けて見えないのはまだ余裕があると考えてよいのかどうかと気になるところである。


補足: ネフロンの多寡が気になる
腎臓はネフロンの集合体で、ネフロンは尿をつくる機能単位(腎小体と尿細管を合わせたもの)だそうである。この本によると、尿として排泄するリンの量が多くなると腎臓のネフロンが障害を受け処理量が減る。減ると残りのネフロンで同量のリンを処理することになりさらに障害を強く受ける。そして腎機能は低下して行く。だから排泄するリンの量を抑えれば腎臓の機能低下すなわち腎臓病の進行あるいは老化を抑えられるということである。それは分かったが、ひとのネフロンの数は平均200万個だが個人差があり多いひとは300万個、少ないひとは50万個で、この個人差が老化の速度に影響してくる可能性があるということである。私たちは年より老けて見えないとすればネフロンが平均より多いということかも知れない。そうであれば残っているネフロンの量(多分絶対値)の方がeGFR(多分比率)より腎臓の機能低下の深刻さを見るのに適しているのではないかと思えるのだが、実際のところどうなのかあるいは残存ネフロン量を検査できるのか気になるところである。


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